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伝説となった狩人達
八人目
DEMONS
四話

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北では…


その体躯を朱色に染める、珍しい雷竜がのう。

奴にヤられ…


傷を癒しに、洞窟の奥で眠りについた頃じゃ…



一人の狩人がそれを見てのう。


手柄を立てようと罠を仕掛け……

まあ、横取りじゃな。

トドメを刺そうとした瞬間…


それを追ってきた奴に、両腕を飛ばされ…


胸を…
急所を刺される手前で…
竜が起きて難を逃れたんじゃ。



片方の腕は武器を握ったまま…

壁にぶらさがっていたと言う。




恐いのは…

それが普通だと思っていることじゃよ。



害がないものには、わざわざ自分からやらないがのう。



それが普通だから、心が無いように見えるんじゃろう。





悪魔と呼ばれた所以は…
こういう事なんじゃ…

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