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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第342話】
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パネルを操作、追加装甲が用意される――と同時にリア、サイドスカートともエネルギーコンデンサの増設が完了し、直ぐ様取り付けられた。
……整備科いらなくね?と思うが、さっきも言った通り、細かい調整などは人の手で行わないといけないのでやはり必須だ。
……なのに、整備科は二年からという意味不明な状況――まあ、多分だがIS適性高い子はそのまま操縦者、篩にかけられた子は整備等に落とされるのだろう。
……まあ操縦者で道が拓けなくても、整備のプロになるってのも道の一つではあるが。
『主君主君。 そういえば私の機体色はどうするのだ?』
「ん? ……そっちに関しては昼からの作業だな。 とりあえず今は増設や改良、武装の選択を優先だよ」
『了解した。 ……ふふっ、楽しみだ……』
そんな会話を楽しみつつ、追加装甲が前面に追加されていく――うん、こんなものだろう。
何度か頷き、一つキープしただけに止まっていた武装項目を選択する。
基本装備――初期装備の近接ブレードを外したため、容量増えたが俺自身がそんなに多数は扱えないので多くても五種類に限定しなければ。
キープした対艦刀はさておき、新たな近接武器を探し始める。
西洋剣のブロードソード型――斬るより叩き付けるといった感じの武装……。
叩くならハンマーのが質量もあるし、そっちのが良いだろうと頭の中でそう思い、流し見しながら探していく――と。
「お? これって天狼と似てるな……名前は――【北落師門】?」
映し出された刀の名称は北落師門。
不思議と惹かれる思いに駆られる。
刀身は黒鉄でも使われてるかの様に漆黒に覆われている。
特別な能力は無いようだが、直感でこれだと思い早速初期装備に入れ込む。
すると武器項目から北落師門の項目が消えた――一点限りの物だったのだろう。
粒子化された北落師門が打鉄の武装項目に載る――後は四種類程だがそこでお昼を告げる鐘の音色が鳴り響いた。
「おっと、もう昼か……。 悪い雅、昼御飯食べてくる。 まだ途中だからここに残していくが平気か?」
『主君、子供扱いするな。 私なら大丈夫、主君の帰りをここで待つ。 だから主君はエネルギーの回復を』
「了解、んじゃ食べたら直ぐに戻るから」
そう言って一旦操作を止めると足早に整備室を後にした。
休みだが学園の食堂は開いているのでそちらに向かうことにした――。
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