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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第342話】
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目をエネルギーコンデンサへと移す。
追加燃料ならプロペラント・タンクだが打鉄に着けるのはちょっと形状的に無理そうだし――フルスキンタイプなら可能だが。
様々なサイズと容量のエネルギーコンデンサが画面に表示される。
どれも第三世代では使用されていないタイプだが――まあ、各国の威信をかけた機体だし、色々新造するのは当たり前だろう。
サイドスカート内に収まりそうなコンデンサを検索にかけ、そこからある程度の篩にかけて候補を絞る。
「……この辺りかな? 雅、お前の意見は?」
誰も居ないことを知ってる為、普通に声を出して喋る――人が見れば、頭がおかしくなったのかと陰口叩かれそうだが。
『私は主君に一任している。 主君色に私を染め上げてくれればそれで本望だ』
「成る程。 小さい分容量はあまり無いがこれを両サイドに二基、計四基載せれば消費エネルギーもそれなりに改善されるだろう。 ……重くなるが」
『ぅ、ぅむ……。 だ、だが私の見た目が変わるわけではないから大丈夫なのだ!』
……やはりこの辺りも女の子だからかデリケートな問題かもしれない。
ふと、さっきの雅の姿を思い出す。
紅蓮の様な赤いロングヘアー、着ていた物は着物だった為、よくわからないが確実に痩せていただろう――うん、普通に綺麗、または美人タイプだな。
『しゅ、主君……! わ、私は別に美人等では……! し、しかし……しゅ、主君にそう言われると……ぅ、ぅれしぃ……ぷしゅー……』
……そういや心で考えても分かるんだったな。
まあ隠す内容じゃないし、事実だし……。
『こ、こほん! し、主君! 今は装備に集中しないと!』
「そうだな。 んじゃ、とりあえず両サイドスカート内にコンデンサ二基、計四基追加っと」
キーボードを操作し、項目を選んで選択。
打鉄のサイドスカートが取り外され、直ぐにエネルギーコンデンサの取り付け作業が始まった。
後はリアスカートだが……此方にもコンデンサ追加するか。
善は急げとばかりに直ぐ様選択、リアスカートも取り外され、直ぐ様選んだ中サイズのコンデンサが取り付けられていく。
そのサイド、リアスカートと作業が進む中、次は追加装甲の項目を選ぶ。
――というのも、正直打鉄の装甲は生身部分が目立つ――まあ絶対防御があるからその部分にわざわざ装甲を足してエネルギー消費を多くするなら外す方がコストも下がるという事もあるのだろう。
追加装甲は胸部及び腹部装甲の追加、他も足したい所なのだが、あまり付け足しても重くなるだけなのでこの辺りで良いだろう、ちょうどハーフ・スキンに近い形になるし。
ポンッポンッとタッチ
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