クラス代表戦と赤い傭兵 後編……ついでにコラボです。
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無いでしょうが!」
放られたそれはブーメランのごとく飛翔する。
標的に迫る途中でGNファングを2基撃墜したが、その勢いは衰えない。
[チィッ!]
敵機は切り込むのを中断してその手に持っている大型ブレードを盾にして飛来した双天牙月を派手な金属音と共に受け止めてやり過ごす。
弾かれた双天牙月は鈴の手に自動的に戻ると連結が解除される。
その隙に春奈はドラグーン全基をウイングバインダーに帰還させてエネルギーを供給しながら敵機から距離を取る。
「鈴ちゃん、よく聞いて。あの機体はおそらく無人機。そして、機体背面から放出されてる赤い粒子は有毒性の高い危険なものだと思う。」
「確かに尋常じゃないくらいに赤黒いわね、あの粒子。―――で、無人機っていう根拠は?」
「まず、バイタルスキャンで生体反応が無いことが一つ。次にISコアの反応が無いこと。
何らかの無人機って判断が妥当じゃない?」
春奈と鈴はプライベートチャンネルで戦いながらではあるが器用に通信のやり取りをする。
鈴が衝撃砲で牽制しつつ春奈はリアアーマーのクスィフィアスを展開して、敵の弱点部位と思われる関節部分に狙いを定める。
しかし、衝撃砲の見えない砲弾をひらりと躱してこちらに接近する無人機に牽制射撃で春奈は隙を作ると鈴に散開の指示を出して別々にその場から離脱する。
春奈は左ISアーマーに近接ブレード<カリバーン>を呼び出ししながら所々破損しているドラグーン達を再度射出、今度は全基を大盾防御形態で付近に待機させる。
「あの機体の攻撃を生身で受けたらどうなるかっていう予想ができない。だから、回避は紙一重ではよけないで。」
春奈は鈴にそう告げると機動兵装ウイングのVLを起動。青白い光の翼をウイングフレームから放出、展開する。
「なによそれは!?(チョットカッコイイじゃない!)」
「VLと言って光学スラスターだよ。それよりも……行くよ!」
春奈はVLの高機動かつ高速のビームライフルによる射撃を敢行する。
「勝手に動かないでよ!」
鈴も援護のために衝撃砲を起動。無人機を狙う。
[そうこなくっちゃなぁ、闘いを楽しもうじゃねぇか!ガンダムちゃんよぉ!]
そう言いながら無人機も残り5基のGNファングを展開して春奈を迎撃する。
そう、闘争の狂曲はまだ序曲。
相容れない者たちの銃撃のアンサンブルは激情のリズムを刻み続けるのであった。
●
○side天地
わけがわからねぇ。
俺の感想はそれだ。だってなぁ……
目の前には5/1スケール位のジオン公国のMS<グフ>がいきなり頭上か
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