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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『異世界旅行は夢いっぱい危険もいっぱい』
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は爆炎に包まれる。

「風よ」

突然吹いた強風が煙を吹き飛ばし、風が吹き煙が晴れた場所には、

「ケホ ケホ 煙い!」

煙にむせているが無傷の零達の姿があった。

「大丈夫か千歳?」

「はい」

「あんにゃろ〜」

「あの硬い甲殻を破るのは難しいですね」

「ならコイツはどうだ!」

俺は右腕を天に掲げ、

『喚ぶ』

「『召喚』!!」

零の声に呼応するかの如く上空に巨大な魔法陣が描かれ。

「海神龍『リヴァイアサン』!!」

魔法陣からまるで巨大な蛇のような龍が現れ。

「押し流せ!!」

「キシャーーッ!!」

リヴァイアサンの咆哮と同時に砂漠で起こるはずのない巨大な津波が発生し岩龍を押し流していく。

「グオォォォォッ!!」

咆哮をあげながら津波に流される岩龍を零達は見送る。

「ありがとな」

俺がリヴァイアサンの頭を撫でて礼を言うと。

「グルルル」

嬉しそうに喉を鳴らして元の世界へと還って行った。

「今のうちに別世界に渡るか」

この世界は流石にまだ速いと思い俺は宝石剣を構え、

「開け!」

再び次元の扉を開き異世界に渡る。

次に渡った世界は、

お米の砂漠や酒の湧き出る泉や8本足のワニなどの地球の生体系では考えられない風景が広がっていた。

「これなんてトリコ?」

ちなみにその後この世界の生き物や植物を手当たり次第別荘に放り込んで別荘の生体系が狂うのはまた後日の話しである。


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