暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0606話
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のだろう。いや、通信も不可能なんだから口も塞がれていると言うべきか。

「……改めて、貴方達の技術は凄いものがありますね」
「そうでもないさ。簡易的なステルスなら黒の騎士団もゲフィオンディスターバーで実現しているんだから、前代未聞って程じゃない。……スレイ、いいぞ。ただし基地に対しては攻撃をしないように注意しろよ。流体サクラダイトが爆発したら目も当てられないからな」
「了解した。もっとも、ガン・ルゥ程度でシャドウの機体性能をどこまで発揮出来るかは分からないが」

 外部スピーカーでそう告げ、テスラ・ドライブを起動させて空中を移動しながらこちらへと向かって来るガン・ルゥとの距離を縮めるスレイ。

「程度と言われてもな……技術力はともかく大宦官の利権でガン・ルゥが主力KMFになっているのはしょうがないんだが」

 洪古がスレイの言葉に弁明するように告げているのを聞きながら、思わず苦笑を浮かべる。

「安心しろ、新国家の樹立が完了したらガン・ルゥは遠距離戦闘用のKMFとして使うし、ブリタニア軍から奪った最新鋭機の設計図もある。順次そっちに移行していくだろうよ」
「……だといいんですが。それよりも、いくらシャドウミラーの技術力が高いとは言ってもあの基地に配備されているガン・ルゥは100機近いというのに、それを1機だけ……で……」

 言葉の途中で洪古の言葉が途切れる。
 まぁ、それも無理は無いだろう。視線の先ではシャドウがガン・ルゥに対して無双状態だったのだから。
 右肩に装備されているビームガトリング砲を放ちながら、当たるを幸いとばかりにガン・ルゥを駆逐していき、その反対側のグラビティキャノンから放たれた重力波砲は射線軸上に存在しているガン・ルゥ10機程度を纏めて圧壊する。
 それだけでも驚くべき光景ではあったが、2つの砲門はあくまでも両肩から伸びているものだ。つまりは両腕は自由になっている訳で……

「これは……」

 その、あまりと言えばあまりの殲滅力に唖然とする洪古の目の前で、次にシャドウが武器ラックから取り出したのはリニアレールガンだった。単発の武装の為に連射速度そのものはビームガトリング砲に比べると遅いのだが、その威力は圧倒的と言えるだろう。放たれた弾丸は標的のガン・ルゥへと命中するとそのまま装甲諸共にコックピットを貫通し、背後にいるガン・ルゥへも命中し……更にその機体をも貫通して次の機体、更に貫通を……と、5機程のガン・ルゥを貫通し、6機目のコックピットを破壊したところでようやく止まる。
 正直このレールガンの威力には驚いたが、敵がガン・ルゥであると考えればそれ程おかしな事ではないのかもしれない。ただでさえ装甲の薄いKMFの中でも、KMFモドキと言われている機体なのだから。

「ガン・ルゥをああも簡単に
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