暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0606話
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を脳裏に展開。目的の機体を選択する。すると次の瞬間には俺の真横へと両肩から砲塔が伸びているゲシュペンストが姿を現していた。
 シャドウミラーの最新鋭量産主力機、ゲシュペンスト・シャドウだ。量産機とはいうものの、その性能は非常に高い。それこそエース級が使うカスタム機と同様だと言っても言い過ぎでは無いだろう。

「これが……シャドウミラーの機体……」

 洪古がその力強さと凶悪さを連想させるシルエットに唖然としながら呟く。同時に、視界の先にある基地が俄に騒がしくなる。
 さすがにKMFの4倍程の大きさを誇る機体が姿を現せばレーダーが察知したらしい。ASRSを展開していれば話は別だったのかもしれないが、何しろ今回スレイが俺に付いて来ている最大の目的がこのシャドウの性能試験なのだ。敵に出て来て貰わないとしょうがない。

「ただ、その前に舞台を作っておかないとな」
「……舞台?」

 シャドウのコックピットへと乗り込んでいくスレイの後ろ姿を見ながら呟くと、その言葉に洪古が反応する。

「ああ、舞台だ。何しろシャドウは俺達の最新鋭機だからな。妙な情報を他の奴等に知られる訳にはいかない」

 呟き、ニーズヘッグを空間倉庫から取り出して洪古をそのままに、俺もまたコックピットまで浮かんで移動する。
 唖然とした顔をしていた洪古だったが……もしかして星刻から俺が人間じゃなくて混沌精霊だって話は聞いてないのか?
 そんな風に思いつつ、念動力のチェックを終えてニーズヘッグを起動。同時に、周囲一体にNジャマーUを展開する。
 よし、これで遠距離での通信は不可能になったから、基地から逃さない限り情報が漏れる事は無いな。有線の連絡手段がある可能性もあるが、取りあえずそこまでは防げないので放っておく。
 そのままニーズヘッグを起動状態でその場に待機させ、コックピットブロックから降りる。

「アクセル、もう始めても構わないか?」

 シャドウから聞こえて来るスレイの声に、首を左右に振る。

「もうちょっと待ってくれ。基地から四方八方に逃げられたら全員を捕まえるのは無理だからな。前もって周囲にメギロートを配置しておく」

 スレイへとそう答えながら、空間倉庫からメギロートを次々に取り出していく。その数約30機程。空間倉庫から出された次の瞬間には自ら移動して、次に出て来る仲間の場所を確保している辺りかなり高性能なAIなんだよな。

「アクセル殿、向こうがガン・ルゥを出してきました!」
「……何? 予想よりも早いな。てっきりもう少しはNジャマーUのおかげで混乱してくれるとばかり思ってたんだが……ガン・ルゥを出して原因を探りに来たか」

 レーダーの類も殆ど無効化するNジャマーUだけに、恐らく基地の内部は目と耳を塞がれた状態になっている
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