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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第341話】
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る更識さん。


「……うーん、何でかと言われると返答に困るかな? ……でもさ」

「……?」

「関わりを持った子が、困ってるのに力を貸さないのもおかしな話だし、急に構わなくなるってのも変だろ? ……なんて、言ってる事と聞かれた事の内容が合ってなかったな、ははっ」


 苦笑を溢しつつ、俺はそう言う、表示されたディスプレイには打鉄の全身像がゆっくりと右回転して回っていた。


「……まあ、更識さんにとって迷惑なら止めるけどな。 人の嫌がる事や迷惑になることをしてもいつか自分に跳ね返るだけだし」

「……そ、ぅ……」


 俺の言葉を聞き、短く返事をした更識さん。

 気になって振り向くと一瞬びくっと身を震わせた。


「あ、……の……」

「……?」

「さっ、きは……ごめ、……なさぃ……。 そ、それだけ……じ、じゃあ……」


 そう言い、踵を返すように慌てて整備室を出ていく更識さん。

 ……よく分からないが、さっきの拒絶したことに対して謝ってくれたのだろうか?

 考えても人の心というのは簡単には読めないので分からないが――何にしても謝ってくれたのは事実だ。

 そう思い、俺はまた打鉄の装備を見ていくのだった……。
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