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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第341話】
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それに、やはりまだ完成していない機体も気になるし。
「……なあ、楯無さんの事を嫌ってるみたいだがあの人、君に何かしたのか?」
「…………」
先ほどと同じ様に、無視して作業を続ける更識さん。
あまりしつこく聞きたくはないが、やはり知り合いってだけで拒絶されるのは何だか嫌な気持ちになる。
……とはいえ、あまり無理に訊いても更に拒絶されるだけかもしれない。
「……ごめん、何があったか知らないけど他人が口にするような話じゃないよな」
「ぁ……。 …………」
俺の言葉に反応して振り向く更識さん。
その表情は、俺を傷つけたと思ったのか複雑そうな表情だった。
「……お節介かもしれないけどさ、俺は君ともう知り合ったんだ。 美冬だってあまり口に出さないけど君を心配してる。 何か力になれる事があったらいつでも言ってくれ。 ……なんて、拒絶されてちゃ言いに来ないよな」
「…………」
申し訳なさそうに眉を八の字に下げるも、そのまままた機体の整備へと戻る更識さん。
これ以上は流石に何も言えないので、彼女から離れた位置へ移動し、打鉄の整備を始める。
整備といっても最初はステータスの確認からだが……。
打鉄の全身像が映し出され、各種装備一覧が映る――だが、基本の近接ブレードしかない。
装備等のセットアップもここで可能だが、あくまで学園が貯蔵している武装の中から選ぶ形だ。
故に最新装備やテスト装備等はあまり表記されておらず、主に武器一覧に表示されてるのは第一世代や第二世代型の武装がメイン表示され、武器毎にカテゴライズされている。
近距離、中距離、遠距離のカテゴリーに更に枝分かれして近接武器、近接射撃武器等々――。
とにかく、分別だけでも凄い数だ。
近接武器のカテゴリーも、刀タイプ、中東の剣やクレイモア系統、ロングソードにダガー、ナイフ、ハンマーに斧等……多すぎだな。
何気なく武器の名前の羅列を眺めていると――。
「……なに、してるの……?」
「う?」
いつの間にか後ろに居た更識さんが表示された武器の羅列を眺めていた。
「ちょい訳ありで今日から打鉄が専用機になるんだが、その改修or改造&せっかくだし武器も自分で決めようかなってね」
「そ、う……。 ……武器なら……薙刀――」
「薙刀? ……使ったことないが初心者でも使えるか?」
「…………」
……答えない=無理って事かな。
そう思い、カテゴリーを変更して眺めていると――。
「……あ、の……」
「ん?」
「……なんで……私に構う、の?」
軽く首を傾げて訊いてく
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