第六十三話 第三試合その一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第六十三話 第三試合
五人は部活に行った、すると。
部長がだ、爽やかな顔でこう挨拶してきた。
「おはよう」
「おはようございます」
「いやあ、勝ったわね」
太陽な笑顔での言葉だった、太陽は空にだけでなく軽音楽部の部室にもあった。
「いい勝ち方だったわね」
「そうですね、それで部長さんは」
「昨日は」
「副部長と書記とね、寮に入ってね」
女子寮、そこにだというのだ。
「それで潤ちゃんや智ちゃんと一緒に二年全員で観てたのよ」
「女子寮で、ですか」
「そこでなんですか」
「ええ、そうよ」
そうして観ていたというのだ。
「お酒rとおつまみ、寝袋を持って行ってね」
「じゃあ勝った後はですか」
「もうそれこそ」
「試合前からよ」
既に飲みはじめていたというのだ。
「それで勝った後はどんちゃん騒ぎだったわ」
「その割にはお酒残ってないですね」
「朝にお風呂に入ったからね」
ここで部長から香った、シャンプーの香りが。他にはボディーソープの香りもする。その髪はさらさらとしている。
「だからね」
「私達と同じですか」
「そこでお酒抜いたんですか」
「そう、昨日は相当飲んだからね」
だからだというのだ。
「二日酔いになったけれど」
「朝にお風呂に入られて」
「それでなんですね」
「女子寮は寮長先生の許可が出れば入られるのよ」
朝風呂、それにだというのだ。
「それに学校に来ればシャワーだってあるでしょ」
「そこでお酒を抜いてですよね」
「すっきりとして」
「それで部活に来られたんですね」
「そうよ、見ての通りね」
清潔感溢れる征服姿での言葉だ。
「すっきりしてきたわよ」
「それで副部長さん達は」
琴乃は彼女達のことを尋ねた。
「今は」
「ああ、あの娘達ね」
「一緒に試合観ておられたんですね」
「私が寮出た時にやっとお風呂出たところだったわよ」
部長はこう琴乃に答えた。
「そこでね」
「そうなんですか。それじゃあ」
「二年の娘はもうすぐ来るわよ」
全員だ、そうしてくるというのだ。
「私はお酒が抜けるのが一番速かったからね」
「だから今日もだったんですね」
「そう、朝練一番乗りよ」
部長は大抵朝練にも一番に来る、それで準備をするのだ。
「じゃあ着替えるわよ」
「はい、それじゃあ」
「私達も」
「さてね」
こう言ったところでだ、部長は。
自分のスカートに両手を入れた、すると。
そのスカートからピンクのジャージのズボンが出て来た、それでその両足を瞬時に包んでそれで言うのだった。
「後は上を着てね」
「スカートの下はジャージなんですね」
「ズボンのところだけ折ってたのよ」
彩夏に答える
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ