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IS-最強の不良少女-
逃亡
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にいたのだ。

「セシリア! 早く撃て!!」

「くっ……!」

 ラウラに言われセシリアはライフルを構えるが、ビームが当たる瞬間にサイレント・ゼフィルスの特徴であるシールドビットに弾かれてしまう。

 ならばとこちらもレーザービットを射出するが、サイレント・ゼフィルスを駆る少女はそれを高速移動中にもかかわらずいともたやすく打ち落として見せた。

「なっ!?」

 ラウラが隣で息を呑む声が聞こえるが、そこで二人のプライベートチャネルに通信が入った。

『二人とも下がっていいわよ。後は私がやるわ』

 その声と共に高速接近していた敵機とオータムの間に『ミステリアス・レイディ』を駆った楯無が悠然と現れた。

 突然の楯無の出現に、たまらずサイレント・ゼフィルスを駆る少女は動きを止めた。

「はいストーップ。ちょっとおねーさんと遊びましょう」

「……」

 少女はバイザーを掛けているため目線は伺えないが、恐らく楯無を見据えていることだろう。

 楯無はランスを構えて切先を少女の喉元に当て、自身の周りには水のヴェールを張り巡らせている。

「さて、聞かせてもらえないかしら。貴女達の組織のことを」

 笑顔で言っているものの、その声にはかなりの威圧感が見られた。

 しかし、少女はそんなことを特に気にした風もなく自身が持つビームビットを展開し楯無へ砲門を向けた。

「あら、それが答えかしら? けど残念そんなもので私を殺すのは無理」

「……確かに貴様を殺すのは無理かも知れんな。だが……」

 突如、ビームビットの砲門がぐるりと楯無から砲門を変えて学園側に向いた。

「……学園にいる生徒や一般人たちはどうだろうな」

 その声と共にすべての砲門から火が噴き、まっすぐに学園へと向かった。

「くっ!!」

 楯無は僅かに口元を歪めるが、直ぐに彼女は行動を起こそうとスラスターをふかそうとするが、彼女達の目の前でビームがすべてかき消された。

『楯無よぉ、もうちょい注意しとこうぜ』

 プライベートチャネルから飛び込んできたのは呆れ声を漏らす響であり、彼女の右腕の掌が発光していた。

 夜天月の武装の一つ『神炎ノ御手』が発動していたのだ。

「……ありがと、響ちゃん」

『気にすんなって』

「ええ。……さて、学園の方は無事だけれど。まだ抵抗するかしら?」

 楯無が少女のほうに向き直ると、少女の方は小さくため息をつきいて腰部から古典的な銃を取り出してつぶやいた。

「……こういう古典的なものもたまには使い道があるか」

 その声を聞いた瞬間、少女は上空に向けて二つの弾丸を放った。

 楯無はその弾丸を見た瞬間全員に言い放った。

「全員眼
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