暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
Game and FAIRY TAIL
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めき合っている。
因みにデバイス・アームズをスパイスと叫んだのはルーだ。

《ゲームスタートよ。制限時間は3時間・・・忘れないでね》

最後に微笑みと言葉を残し、シグリットを映していたモニターが消える。
それを待っていたかのように、デバイス・アームズはナツ達へと襲い掛かってきた。

「チッ・・・女帝の業火(エンプレス・オブ・エンプレス)!」

向かってくるデバイス・アームズを燃やして消し去ろうと、ヴィーテルシアは杖を握りしめ炎を放つ。
紅蓮の炎は大地を駆ける。

「天輪・循環の剣(サークルソード)!」
「アイスメイク、槍騎兵(ランス)!」
「火竜の・・・鉄拳!」

エルザの剣とグレイの氷の槍が全体へと攻撃し、ナツがピンポイントで殴ってデバイス・アームズを破壊していく。

「っうわ!」
「わあっ!」
「ルーシィ、ハッピー危ないっ!大空大鷲(アリエスイーグル)!」

全身に針を纏ったデバイス・アームズがゴロゴロと転がってきた。
その先にいたルーシィとハッピーを守るようにルーは立ち塞がり、その左手から風で構成された鷲を放つ。

「邪魔だっ!大火奏鳴曲(レオソナート)!」

両手から炎の拳を生み出し、向かってくるデバイス・アームズを殴りつけるアルカ。
最強チームと評されるほどの実力を持つナツ達の前にデバイス・アームズは成すすべなく壊れていく。
壊れていく、のだが―――――

「ダメだ!数が多すぎる!」
「これじゃあキリがねぇよ!3時間なんてあっという間に経っちまう!」
「てゆーか壊しても壊しても出てくるってどういう事ーっ!?」

100を超えるデバイス・アームズは30分あれば破壊出来た。
しかも、何もしてこなかった。
だが、今回は別。
数は余裕で500を超え、しかも攻撃をして来る。
攻撃を避けながら相手を破壊する―――いつもなら長時間かかっても破壊出来たが、今は長時間かけていられない。

「こうなりゃいっそ、屋敷も塔も迷路もこの機械も全部地に沈めて・・・っ!」
「ダメだアルカ!あの屋敷にはティアもいる!眠っているティアに魔法は使えん!ティアまで死ぬぞ!」
「っそうだった・・・っと!」

苛立たしげにアルカが叫ぶが、その案はヴィーテルシアの言葉で一瞬で却下される。
放たれたレーザーをバック転で避け、アルカは土の塊を放った。

「きゃあっ!」
「うわっ!」
「ルーシィ!ルー!くっ・・・」

数十体のデバイス・アームズに囲まれ、一斉に攻撃を受けるルーシィとルー。
咄嗟の事にルーは盾を張ったものの、突然だった為その盾の耐久性は低い。
2人の声に反応したヴィーテルシアは駆け出すが、それを他のデバイス・アームズが邪魔をする。

「退けッ!私の邪魔をするなぁッ!」
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