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IS インフィニット・ストラトス 〜さびしがり屋の少年〜
第一章 IS
辛勝
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ァァァァァアア!!」
納刀しながら二度目の瞬時加速を発動、一瞬で間合いに入る。
そして再度、居合い。
が、これはさっきと同じく、《ブラッド・スライサー》によって受け流される。
が――
「予想通りだっ!!」
受け流された所で制止、刃を翻し、再度斬ろうとする。
と、そこで、シャルロットさんが笑った。
「予想通りだよっ!!」
《レイン・オブ・サタディ》が火を噴いた。
その対象は僕では無く、刀。
「――しまっ!!」
狙いに気づいたときには既に遅く、手に持った刀が弾丸によって弾き飛ばされる。
「くぁっ!!」
衝撃に呻くも幸いな事にシールドエネルギーは減っていなかった。
「これで終わりっ!!」
シャルロットさんが《ブラッド・スライサー》を付きだしてくる。
が、それを躱し、逆に腕を掴んで上空に投げ飛ばす。
と、上空で体勢を立て直した、シャルロットさんが《ブラッドスライサー》を消し、変わりにアサルトライフルを出す。
「これは避けきれるかな!!」
と、レインオブサタディととアサルトライフルによる、掃射が始まる。
「クソッ!!」
三度目の瞬時加速で上空に飛翔する。
と、シャルロットさんの反応が遅れた。まだ銃の砲口は下を向いてる。
「喰らえっ!!」
急停止し、更に四回目の瞬時加速で一気にシャルロットさんの眼前に迫る。
「しまった!!」
「これで勝ちィッ!!」
シャルロットさんが焦る。
「――とでも言うと思ったかい?」
頬を吊り上げるシャルロットさん。
そして左腕に付いているシールドの装甲が外れる。
その下から現れたのは――パイルバンカー。
「これで終わり!!」
パイルバンカーが突き出される。
それは妙に遅く感じた。
負ける......? 僕が......?
そして浮かぶあのときの記憶。
......違う!!僕はまだ負けていない!! もう何にも負けないって誓ったんだよあのときに!!
瞬間、最後の瞬時加速を発動する。
その軌道は――
曲
(
・
)
線
(
・
)
。
バスケットで言う『バックターン』。
ディフェンスをロールで躱す技だ。
それを瞬時加速でやる。
「グ......ゥゥウ......ゥァァァァァァアアア!!」
身体のあちこちが悲鳴を上げ、痛む。脳が今すぐやめろと警告を出す。
でもやめない!! 絶対に!!
「あぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!」
気合いの声と共に回転し、シャルロットさんの背後を取る。
「ラァァァァァアアアア!!」
両手を組み、それを背中に思い切り、たたきつける!!
「キ
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