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IS インフィニット・ストラトス  〜さびしがり屋の少年〜
第一章  IS
辛勝
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ないが、それでいいのだ。僕、あの武器正直キライだし。

「くぅッ!!」

電流が流れると思ったのか一瞬身体を強ばらせたシャルロットさんだが、逆にチャンスだ。

今回もチェーンの使い方は一夏君と戦った時と一緒だ。

ただ大きさは違うけど。

一夏君と戦った時は投げた刀を回収するために使ったが、今回は、相手をこっちの間合いまで引きつける!!

踏ん張りあいになったら勝てる気がしないが、相手の身体が強ばっているなら引っ張るのは簡単。

チェーンで《レイン・オブ・サタディ》を取り上げ、遠くに捨て、チェーンを一瞬で巻き取る。そしてシャルロットさんの腕に巻き付いたチェーンを引きつける。

「わッ!?」

今更スラスターを吹かせても間に合わない。

段々近づいてくるシャルロットさんを視認しながら空いている右手で刀の柄を持つ。ちなみに蒼穹の腰部には、刀の鞘を取り付ける場所があり、そこにくっつけている為、落ちたり等はしないのです。

すでに鯉口を切っており、直ぐに抜ける。

この一発を当てればかなりのシールドエネルギーを減らせるだろう。そのまま2、3撃繋げられれば僕の勝ちだ!!

「喰らえっ!!」

シャルロットさんが間合いに入った瞬間に抜き、一閃。

が、その一撃は――

「ッくぅ......!」

シャルロットさんが瞬時に呼び出しだ近接ブレード《ブラッド・スライサー》により、受け流された。

「しまっ――!?」

「女の子に対してボルテックチェーンはちょっと趣味が悪いなぁ」
「え、えっとこれ、ただのチェーンなんだけど......」

「え?そうなの? まぁ、いいや。でもいいの? 油断大敵、だよ」

瞬間、チェーンが外され、その手に持っていた《レイン・オブ・サタディ》の砲口が僕の頭に向く。

当たったら完璧なヘッドショットだ。絶対防御があるから死ぬことは無いが、確実にシールドエネルギーが無くなる。

ならっ――!!

砲口が火を噴くより一瞬早く、僕のISの左足のふくらはぎの部分に点けられたスラスターが火を噴いた。と同時に納刀する。

それに身体を預け、身体が時計回りすると同時に右足を振り上げ、スラスターの勢いを利用した後ろ回し蹴りを銃身に当て、砲口をそらす。

「うぁッ!!」

悲鳴と共にあさってな方向に火を噴く《レイン・オブ・サタディ》。

そして後ろ回し蹴りの勢いを使い、二度目の居合い。胴体部分に辺り、絶対防御が発動、恐らく半分以上削れただろう。

「キャァァァァァアア!!」

悲鳴と共にシャルロットさんが地面に墜落する。

が、衝突はせず、シャルロットさん自身がどうにか立て直した。

が、この決定的な隙を見逃すほど弱くはない。

「ハァ
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