鬼ごっこ
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予定通りに島を出た二人は、次の島へと飛び立った。
『いつになったら、ベポちゃんに会えるのだろうか(-_-;)』
神様「まぁまぁ。その内会えるから」
と、彼女を励ますリューク。
『それに、最近有名人にも会ってないって言うね…』
溜め息を吐きながら飛行するムウマに、
『!』
一隻の海賊船が目に入った。
そして、ストンッと降り立つ。
『何か不気味な船だな』
周りを見渡すと、船内は悪趣味な骸骨が飾られていた。
『(ちょっと様子見てるか)』
保険の為、姿を消して船内の様子を伺うムウマ。
「それにしても、こんな餓鬼が頭を抜くなんてな」
「全くだぜ。何でコイツが10億もすんだよ」
すると、ドアから出て来た二人の船員の会話が聞こえた。
「麦わらや、トラファルガー・ローも最近名を上げて来たしな」
『(コイツ等、何処のクルーなんだろう…)』
会話を盗み聞きしながら、船内の情報を探るムウマ。
「けど、いきなり出て来て10億って……どんな奴なんだ?」
「手配書も、顔が隠れてるからな…」
と、甲板を歩き、手配書を見ながら話す船員達。
?「おい、お前等。喋ってねェでちゃんと働けよ」
『!』
すると、二階のデッキから違う声が聞こえた。
『(ワイヤー先輩!?)』
振り返ると、何とキッド海賊団の船員、ワイヤーが立って居た。
『(えっ…じゃあ此処キッドの旦那ん所!?)』
そして、彼女は驚きながら二階のデッキへと飛行すると…
ヒート「頭は、コイツの首を狙うのか?」
キラー「さァな。それはアイツが決める事だからな」
そこには、彼女が好きなヒート,キラーの二人が居た。
『(て事は…キッドの旦那も……)』
喜びが溢れ出て来る彼女は、迷わず船長室へと向かった。
―パリーンッ!!―
キッド「チッ…。この俺があんな奴に……」
部屋は荒れていて、割れた酒瓶の破片が飛び散っていた。
『随分荒れてるね〜。旦那』
キッド「誰だ!」
居る筈の無い声が聞こえ、警戒し始めるキッド。
『(妖笑)』
キッド「!?てめェ…!!」
すると、彼の前で姿を現したムウマはゴーグルを奪い、部屋を通り抜けた。
『やーい、鶏冠頭ぁ〜(笑)』
キッド「待ちやがれ!!」
そして、二人の追い掛けっこが始まった。
to be continued
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