序章・舞い降りた戦士達
第二話
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変形をし始める。キャタピラの部分が脚部に、砲塔の左右が両腕に、そして砲門が右肩のキャノン砲となり目鼻口のある頭部が現れた。そして、玄もホバー移動で変形した戦車へと向かって行く。その中、彼のボディの偽装が剥がれ、内部のアンドロイド本体が露わになった。そして、玄はロボットの胸部へと収納された。すると、ロボットの目が光り起動する。
「チェーンジ!!グラントータス!!!」
これこそが玄の真の姿。宇宙警備隊所属の大地の勇者『グラントータス』である。
「このグラントータスが、これ以上お前の好き勝手にはさせんぞ!!」
合体完了後、神奈にそう宣言するグラントータス。その様子を見た神奈はと言うと・・・
「わ、私のゴライアスよりも恰好いいだと・・・」
変な意味で慄いていた。
「だが、数はこっちの方が上だ!行け!!ロケットパーンチ!!!」
だが、直様立ち直りゴーレム達にロケットパンチの発射を命令する。
「そいつがどうした!!」
だが、グラントータスは右肩のキャノン砲でそれらを全て撃ち落とした。
「まだまだ行くぞ!!!」
さらに、グラントータスはゴーレム本体にもキャノン砲を発射する。だが、破壊されたゴーレムは直ぐに再生してしまった。
「くそっ!これじゃあキリが無い!!」
グラントータスは何度もキャノン砲を発射するが、ゴーレムはどんどん近付いて来る。
「不味い、このままでは彼も俺と同じようにやられてしまうぞ・・・」
その様子を見て不安になるボリス。だが、ある一体のゴーレムが粉砕された瞬間、彼は砕けた岩の中にクリスタルのような物が混じっているのを見た。
「何だあれは・・・まさか!!!」
ボリスは銃を構え、次のゴーレムが粉砕された瞬間に見えたクリスタルを撃ち抜いた。すると、そのゴーレムは再生せずに沈黙する。
「やっぱり、あれが弱点だったか。玄…いや、グラントータス!弱点の破壊は俺がやる。だから、お前は思いっきりやれ!!!」
「よっしゃあ!!任せたぞ、ボリス!!!」
ここからは、完全にグラントータスとボリスによる無双状態であった。グラントータスがキャノン砲や拳でゴーレムを粉砕すれば、ボリスがクリスタルを撃ち抜くの繰り返しである。そして、ついに残ったゴーレムは五体だけになった。
「おのれ・・・ならば、これでどうだ!ゴライアス!!合体だ!!!」
神奈はレイピアを上に掲げながら叫んだ。すると、五体のゴーレムが飛び上がり、一体が胴体、残りが手足となって合体した。
「これがグレートゴライアスだ。」
自慢げにそう言う神奈。だが、グラントータスは全く動揺していない。
「それがどうした!合体出来るのが自分だけと思うなよ!!ブレイブタートル!!!」
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