コードギアスR2
0605話
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ドウミラーの技術班が開発した新型だ。
そして両腕にはプラズマ・バックラーと、両膝にプラズマ・ステーク。この辺はハロウィン・プランのデータ通りの仕様らしい。ただし近接戦闘型で唯一違うのは胸部。本来であればここにはメガ・ブラスターキャノンを発射する為の装置があるのだが、技術班の手で改造された結果、ヴァルシオン改のクロスマッシャーを放つ為の装置へと変えられている。
ここまでは、あくまでもハロウィン・プランのデータを流用して作りあげた機体だが、ここからはシャドウミラー独自の物となる。
まずはヒュッケバインMk-Vにも装備されていたグラビコン・システム。ネオ・グランゾンのデータ解析で得た重力技術を使う事により、ニーズヘッグ程ではないが機体重量を軽減させる事に成功したらしい。素の状態では90t近い重量を持つそうだが、グラビコン・システムを起動させると50tを若干オーバーする程度にまで機体が軽くなる。
もちろんそれだけ機体が軽くなれば機動性も増す。これに技術班が改造したバックパックの性能を考えると、その機動力や運動性能はそれこそアステリオンやらアルテリオンに勝るとも劣らずといったところだろうか。
そしてグラビコン・システムが搭載されているということは、当然G・テリトリーも搭載されているし、他にもASRSとビームコーティングが標準装備されている。
固定武装としてはこれくらいだが、他にもこれまでシャドウミラーの機体が使ってきた各種の武器が使用可能となっている。
そして当然それら重力系の武器やシステムを使用している以上、動力炉はブラックホールエンジンとなっている。もっとも、その性能はあくまでも量産型であり、ニーズヘッグの物と比べるとかなり落ちるのだが。
……ちなみに、動力炉がブラックホールエンジンであるにも関わらず、近接武装がプラズマ・バックラーとプラズマ・ステークなのは、わざわざプラズマにエネルギーを変換しているらしい。
「これは……相当頑張ったな」
報告書をテーブルの上に置き、マリューとレモンに対して賞賛の声を上げる。
性能的に見れば、既に量産機の域を超えてカスタム機と言ってもいいだろう。量産型ゲシュペンストMk-U改に対してのゲシュペンストタイプRVのような感じだ。
「性能が高いのは分かったが、コスト的にはどうなんだ?」
「報告書にも書いてあるけど、コスト的に見た場合は量産型ゲシュペンストMk-Uを1機製造するのに対して1.7倍程度ね。でも、性能的に考えれば安いと自信を持って断言出来るわ」
マリューの言葉に、思わず頷く。
実際にこれだけの性能を持っており、更には拡張性においてもかなりのものがある。コストに関しても俺達シャドウミラーの場合はキブツを使えば資金的な問題は殆ど掛からない。……もっとも、OGsの
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