コードギアスR2
0605話
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無さはさすがにブリタニアの第一皇位継承者というべきだろう。もっとも着ている服がブリタニアで適当に買った物なので、どこか違和感があるが。
……そう言えば、一応ブリタニアから出て来る時に置き手紙をオデュッセウスの寝室に残してきたんだが……『探さないで下さい』ってどうんだろうな。子供の家出じゃないんだから。
「あら、ご丁寧に。アクセルの恋人の1人で、マリュー・ラミアスといいます。妹さんとは仲良くさせて貰っています」
「そうですか。コーネリアと同じ指輪をしていたので、もしかしたらと思ったのですが……」
玄関で詳しい話をしていてもしょうがないとばかりに、全員で家の中へと上がって行く。こういう時は屋敷と表現出来る程に広い家なのは助かるよな。もし普通の一戸建てとかなら、この人数だと玄関で詰まっているだろうし。
「あら? 貴方がコーネリアのお兄さんかしら」
「ええ。オデュッセウス・ウ・ブリタニアといいます。貴方は……」
リビングで何やらデータの整理をしていたレモンが、笑みを浮かべながら左手の薬指を見せる。そしてそれだけでレモンがどんな存在なのかを理解したのだろう。苦笑を浮かべて俺へと視線を向けてくる。
「英雄色を好むと言うが……どうやらアクセル君もそれに当てはまるようだね」
「さて、どうだろうな。俺としては普通にしているつもりなんだが」
ちなみにだが、オデュッセウスは俺の事を何故か君付けで呼ぶようになった。一応、コーネリアの相手という事で、ある程度の親しみを覚えているのだろうが。
「まぁ、座ってくれ。向こうの世界で用意が整うまでは、暫くここにいてもらう。向こうの世界では色々と見られないものもあるから、暫くはシャドウミラーがどんな組織なのかを学ぶという感じでゆっくりしていって欲しい。……レモン、量産型Wを1人、オデュッセウスの案内人兼護衛として用意してくれ」
「ええ、分かったわ。……それよりも、はいこれ」
頷いたレモンが渡してきたのは何かの報告書だった。そしてその内容は、シャドウミラーが保有していた量産型ゲシュペンストMk-Uを全て改型へとバージョンアップしたという内容だ。
オルレアン研究所から奪って来たデータによると、ハロウィン・プランの最終的な目標はSEED世界のストライクのように幾つかの装備を臨機応変に装備する事で汎用的な運用を目指すものだったらしい。そして、そのコンセプトにストライクの開発者であるマリューが当然気が付かない筈が無く……最終的には技術班が色々と暴走し、あるいはエキドナに突っ込まれたりしながら開発されたのがこの報告書にある新型機という訳だ。
ストライクには機動性重視のエールストライカー、遠距離射撃用のランチャーストライカー、近接戦闘用のソードストライカー。そしてそれ
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