暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Bなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Albtraum der Verzweiflung〜
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柱で相手を閉じ込める魔法「スノーホワイト、アイシクルスタチュー!」を発動、氷漬けにする。
なんとかなるまで私となのはちゃんでヴィータちゃんを抑え込む。ルシル君にはごめんなさいだけど、でも「お願い、ルシル君・・・!」いま私たちが頼ることが出来るのはきっとルシル君だけだから。

†††Sideすずか⇒ルシリオン†††

魔力炉(システム)から無理やり蒐集されてしまったがために、魔力が足りずに中級の治癒術式ラファエルを発動しか出来なかったが、シャマルのおかげもあってなんとか右目のダメージも癒すことが出来た。先の次元世界での強制蒐集された時は数日と魔術が使えなかったが、魔力回復さえできれば上級術式でも発動できる。これには心底感謝だ。
これなら「アウグスタ・・・!」とやり合え、「シャマル」を助けることが出来るはずだ。もちろんシャマルだけじゃなく「はやて、みんな・・・」も助ける、助けて見せる。なのは達がシグナム達を押さえてくれているその隙に。

「アウグスタよ。お前の目的は次元世界の支配、だったか?」

「そうね。まずは強く誇り高いベルカを復活させるわ。それから次元世界に散っている騎士たちを手駒に迎え、そしてミッドチルダを獲るわ」

――ブルーティガードルヒ――

――我を運べ(コード)汝の蒼翼(アンピエル)――

シュリエルの高速射撃魔法を放ってきたアウグスタ。今の奴はシュリエルの魔法どころか“夜天の書”に蒐集され蓄積された魔法をも扱えると見ていい。剣翼アンピエルを発動して空へ上がることでドルヒを回避。粉塵が上がる中、アウグスタと、奴の側に控えるようにシャマルが追翔してきた。

「面白い魔法ばかりが蒐集されているわね。試しにコレを使ってみようかしら」

≪Code Ullr≫

アウグスタの側に浮遊する“夜天の書”がパラパラとページが捲れ、一言そう発した。アレの手に現れたのは俺の有する上級にして広範囲の対象をロックオンして同時殲滅する術式の1つ、弓神の狩猟(コード・ウル)。やはり俺の術式も蒐集されてしまっていたか。先の強制蒐集時とは違って八神家の事情を知っているため、つい危機感が足りずに確認を怠ってしまっていた。

「コード・ウル、シュート」

番えられていた槍の如き長さを持つ魔力矢ウルが弓より射られた。神秘は当然の如く有していないため、大した恐怖にはならない。それに「本来の持ち主に対して使うとは馬鹿か?」ウルの欠点くらい知っているに決まっているだろう。
俺は急いで反転し、ウルが無数の光線と化すそれより前に「女神の救済(コード・イドゥン)」ウルの先端に右手の平を当て、その魔力を全て吸収して失った魔力を回復させる。魔力炉(システム)は正常に稼働している。ああ、問題は無い。

「魔力吸収の魔法!? お
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