暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Bなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Albtraum der Verzweiflung〜
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かった。

「アルフ!」

「っ!」

クロノの呼びかけにあたしは攻撃を中断して跳び上がった。その直後、「ブレイズキャノン!」砲撃が足元を通過、ザフィーラに向かって行ったんだけど・・・、「ふんっ!」ザフィーラは片手で砲撃受け止めて、「嘘だろ!?」上空に居るあたしに向かって軌道を逸らしてきた。

「ラウンドシールド!!」

慌ててシールドを展開。受けるより逸らす(シャルやクロノから口酸っぱく言われたからね)を考えて、だ。砲撃の軌道を逸らして防御。その短い間にクロノとザフィーラが接近戦を繰り広げ始めていた。ジャブを連続で出してクロノに迫って行くザフィーラに、あたしは「チェーンバインド!」アイツの四肢を拘束してやる。動きが止まったザフィーラに向けて、

「スティンガーレイ!」「フォトンランサー!」

クロノは正面、あたしは頭上から射撃魔法を同時に放つ。

「ウオオオオオオオオッ!!」

――狼王の鋼鎧・剛――

ザフィーラが大きな咆哮を上げたら、全身をうっすらと覆っていた魔力の厚さが跳ね上がった。あたしとクロノの魔力弾が全弾弾き消されてしまった。それだけじゃなくてバインドを消し飛んでしまった。

――鋼の軛――

次にザフィーラは杭を屋上いっぱいから突き出させてきたから、あたしやクロノは高度を上げつつ隙間に避難。周囲には視界を邪魔する杭の山。管理局から貰った情報じゃ、こいつは攻撃じゃなくて高速の魔法らしいけど・・・。

「大丈夫か、アルフ!?」

「問題ないよ、これくら――っ、クロノ!」

――鉄破震砕打――

クロノの背後、杭の陰からザフィーラが気配も無く現れて、すでに攻撃態勢に入っていた。クロノは「ホイールプロテクション!」渦巻くバリアを直撃寸前に展開できた。けど、「うああああああっ!」そんなもの障害にならないとでも言うように簡単に砕いて、クロノを屋上の外まで殴り飛ばした。
あたしに真っ赤な目を向けて来たザフィーラは、今なお突き立ってるいくつもの杭を足場として蹴って接近してきた。振り被られる左拳。防御はきっとダメだ。あのクロノのバリアすら簡単に破壊した。

「終わりだ・・・!」

――鋼の軛――

「っく・・・!? しまっ・・・!」

足元から新しく突き出してきた3本の杭に右脚を挟み込まれて動けなくされてしまった。目の前に迫るザフィーラの右拳に耐えるために「この・・・!」両腕ガードで顔面を守り、さらに気休め程度のバリアを展開。次の瞬間に襲ってくる衝撃に備えた。

†††Sideアルフ⇒すずか†††

念話で私たちは4組に分けられて、それぞれに守護騎士さん達が付いているというのが判った。最悪なことに怪我が治りきっていないルシル君のところにははやてちゃんとシュリエルさんを乗っ
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