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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Bなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Albtraum der Verzweiflung〜
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前、本当に面白いわ!」
驚きより歓喜と言った風な表情を浮かべるアウグスタ。そんな奴の背後に居るシャマルから「クラールヴィント。戒めの糸」“クラールヴィント”より伸びるペンデュラムの魔力ワイヤーが迫って来た。ペンデュラムを“エヴェストルム”で弾き飛ばす。
「
闇を誘え
(
コード
)
、
汝の宵手
(
カムエル
)
!」
間髪入れずに平たい影の触手カムエルを20と創り出し、アウグスタとシャマルを捕縛しようと伸ばす。シャマルは7つのカムエルで簡単に捕まえることが出来たんだが、「コード・カムエル!」奴もまたカムエルを発動。
俺の13のカムエルと奴の10のカムエルが真っ向から衝突、相殺された。そして奴は「ハウリングスフィア!」3基の魔力球を設置。残り3つのカムエルが衝突した瞬間に爆破して対処した。
「はやてとシュリエル、シグナム達を返してもらうぞ、アウグスタ!!」
――
無慈悲たれ
(
コード
)
、
汝の聖火
(
プシエル
)
――
蒼炎の龍プシエルを放つ。アウグスタは“夜天の書”を開き、「コレね。コード・イドゥン!」自信満々にプシエルの鼻っ面へと左手を翳した。だが残念。イドゥンには未だある欠点が備わっている。それを知ってか知らずか奴はイドゥンを発動した。
「え、吸収できな――・・・っ!?」
アウグスタがプシエルに呑み込まれてしまった。イドゥンの欠陥。それは属性変換された魔法を吸収できないというものだ。その欠陥を直すのをこれまでずっと後回しにしていたが、今回に限っては幸いしたな。
魔力ダメージでナハトヴァール・アウグスタを引っ込ませる。先の“闇の書”事件と同じ、防衛プログラムを叩き潰すのみ。“エヴェストルム”の先端をプシエルの頭部へ向け、「エヴェストルム」カートリッジを計2発ロード。
「
戦滅神の破槍
(
コード・ヴィズル
)
・・・!」
上級雷撃系砲撃ヴィズルを発射。ヴィズルは今なおプシエルの口の中に居るアウグスタへと向かい・・・「っ!? シャマル!!」カムエルに拘束されながらも動き、奴を庇うようにヴィズルの前へと躍り出た。
「くそ・・・!」
慌ててヴィズルを霧散させ、さらにカムエルを操ってシャマルを無理やりその場から遠ざけた。その瞬間。プシエルの顎が上下に裂かれたと思えば、「っ!」背後に気配を感じたため振り向きざまに“エヴェストルム”を振るう。
背後に居たのはやはりアウグスタ。奴は左前腕部に装着されているナハトヴァールの籠手で俺の斬撃を受け止め、「シュヴァルツェ・ヴィルクング!」黒い魔力を纏わせた拳打を繰り出してきた。
≪Peitsche form≫
“エヴェストルム”の柄の半ばを分離させ柄頭を魔力ワイヤーで繋げる形態、パイツェフォルムへ変形させ、アウグスタの拳打を半歩分横に移動して回避。魔力ワイヤーで奴を簀巻
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