暁 〜小説投稿サイト〜
真剣恋にチート転生者あらわる!?
第18話
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ていそうだ。クラウディオさんが懐から1枚の書状を取り出した。

「悠斗殿。帝様より、預かって参りました。これが次の命令書になります。命令書に従って行動してください」

「分かりました。クラウディオさんは、送らなくて大丈夫なんですか?」

「心配入りません。車で来ております故に。帝様もちょうどベルリンに居られます故に」

俺は、クラウディオさんから書状を受けとる。

「では、私はこれにて失礼します。悠斗殿。1つ言っておく事があります」

「はい。なんでしょうか?」

クラウディオさんは眼鏡の位置を指で直し、俺と向かい合う。フッと笑みを浮かべた。

「テレビでの宣言見事でしたとの帝様のお言葉です。私としても、勇ましい宣言と感服致しました」

「いや、それほどでも有りませんよ」

「ふふ。相変わらず謙虚ですな。帝様は大層高く評価しておられましたよ。やはり、悠斗殿は九鬼家に必要な御方だ。次の試練も悠斗殿なら、容易に突破出来るでしょう」

それだけ言ってクラウディオさんは、一礼して帰って行った。俺はクラウディオさんの背中が見えなくなるまで見送る。正門からクラウディオさんが車に乗って、帝様の元に帰って行くのを確認してから、渡された書状を開いて内容を確認する。 俺は、書状に書かれていた内容に眼を通しながら、首を捻る。

(むう。これはまた難解な。まさか、学生をやり直す事になるとわ)

書状に書かれていた事を纏めるとこうだ。

1.中東での活躍は見事であった。その活躍を踏まえて、不動悠斗には次の試練を与える。

1.川神学園に入学して卒業すること。ただし、二年生からスタートする。

1.九鬼財閥極東本部にて、武士道計画の申し子達相手に訓練をすること。

1.九鬼揚羽以外の嫁を作ること。出来れば紋白が好ましいが、何人いても良い。

とまあ、大まかな内容はこんな感じだ。他にも堀の外なんて場所の内情を調べること。なんてのも書いてあるが、重要事項に書いてないので余裕があればすれば良いのだろう。

(うーん。帝様の考えはいまいち分からないな。まあ、試練の内容は分かったしな。確か、川神市には不動家の別荘が有ったな。あれを使うか。
掃除は定期的にハウスキーパーさんが、してくれてる筈だ)

入学事態は既に帝様が手続きをしてあるらしいので、4月から学園に通う事が決定してしまったしな。

(まあ、試練が次の段階にステップアップしたのは良いことか。そうなると、ドイツでの生活は終わりだな。また、日本に戻るのか。フランク中将に事情を説明しなくちゃ)

クリス、マルギッテ、セレン、フランク中将に別れの挨拶もしなくてわいけない。
他にも猟犬部隊の隊員や基地で世話になった人達にも、別れの挨拶をしないといけない。俺は
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ