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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第339話】
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「しゅ、しゅしゅしゅ主君! わ、私と貴方はし、主従関係を結んでいるのでこのような事は――あわわわわっ」
どうして良いのかわからなくなったのか、目まぐるしく表情を変え、更に顔を真っ赤に染める。
「ふふっ、主従関係を結んで良いのか?」
「ふぇ……? そ、その……結んでくれないと、何のために工具を落としたのかがわからなくなる……」
やはり工具を落としたのは彼女の様だ――どう落としたのかは非常に気になるが、多分秘密なんだろう。
「……し、主君が訓練機を学園から支給されるのは直ぐにシャルロット・デュノアのコア、ラファからネットワークを通じて知ったのだが……わ、私は何故かいつも奥の方に格納されてしまうのだ……。 だ、だから……このままでは主君は他の子を選んでしまうと思って……ごにょごにょ」
――確かに打鉄の列の一番奥にあったもんな。
手前のラファールとか打鉄ばかり見てた気がするし……。
「……まあ色々あって、俺に気がついて貰おうとやってたんだな?」
「ぅ、ぅむ……。 さ、最終的に選ぶのは主君なのだが……。 どうか、私を選んでほしい……。 み、短い間だとしても、やはり主君に遣えて支えるのが武士の定めなのだ……」
既にいっぱいいっぱいな様子の雅――まあここまで言うなら断るのも酷というものだが、こういう子に意地悪したくなるのも人のサガ……。
――が、下手に機嫌を損ねてもダメなので素直になるかな。
「……わかったよ。 なら俺は君を選ぶよ」
「……!? い、いいのか! 主君!?」
「ん? そういうなら他の子にしようか?」
「わわっ!? しゅ、主君は意地悪だ! 主君が良いのだ!」
ちょっぴり意地悪してみると、直ぐ様慌てる雅。
武士なのか女の子なのか――多分両方だな。
「わかったよ、じゃあ君を選ぶよ。 何だかんだで色々縁があるんだろ、最初の受験然り、最初の訓練然りってね」
「う、うむ。 それでは主君、改めてよろしくお願いします」
折り目正しく、頭を下げた雅――。
「あぁ、よろしく。 早速で悪いけど俺の意識を現実に戻してくれるか?」
「……や、やり方がわからないのだが、主君」
「へ? …………ドアとか出せないのか?」
ドアに関してはムラクモこと美春が用意してくれる現実への帰還方法なのだが……蹴られて落とされたりしたが。
だが雅は本当にわからないらしく、困っている様だった。
「……す、すまない主君。 呼ぶことばかり考えていて帰還方法までは考えていなかったのだ……」
申し訳なさそうに眉根を寄せる雅――と、前に美春が言っていた様な気がする内容を提案してみ
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