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打球は快音響かせて
高校2年
第二十八話 まだゴールは先
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を馬鹿にする。昨秋準決でのコールド負けの借りを、存分に返さんばかりの理想的な試合展開に笑いが止まらない。

(何が強力打線や。どいつもこいつもHRカチこむ事しか考えてへんやんけ。さすが、伸び伸び野球とかエンジョイベースボールとか言うてるヌルいチームやなぁ。ほやさけオノレら、いつまで経ってもウチの2番手やねん。)
「アホゥ!何にやけとるんならー!」

ニヤニヤしながらベンチに戻ってきた川道に、高地監督がゲンコツを食らわす。頭の中でブツブツ言ってて身構えていなかった川道はマトモにその一撃を食らってベンチの中で悶絶した。

(……前言撤回!やっぱ俺もエンジョイベースボールのが良かったわ!)

涙目になりながら、そう思った川道であった。


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