暁 〜小説投稿サイト〜
原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
13話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「炎帝の剣!」
剣は双剣の内の一本、炎の剣を地面に突き刺した。刺さった魔剣を熱を放ち訓練室の温度を急激に上げていく。

 ここで夕と剣のバリアジャケットの差が現れる。夕のバリアジャケットは少ない魔力で生成されており、尚且つ独学で作られている。それに対して剣のバリアジャケットはデバイスを用い、大量の魔力で基礎を守って作られている。二人のバリアジャケットには強度と温度調整機能に差が存在している。
 
 同じ環境であっても剣のほうが体に影響なく戦えるのだ。

「その調子だと、やっぱり俺の弱点には気づいてるようだな」
「すずかとアリサのおかげでだよ。フレイムドラゴン!」

炎の龍が夕の周りの取り囲むように旋回する。夕は完全に包まれる前にその場を離れ、追尾してくる龍の頭を粉砕する。この時点で夕は肩で息をしている。

 すずかの予想した夕の弱点とは〈エネルギー消費が激しい〉という点である。人は生きている限り何かしらの形でエネルギーを消費している。当然、激しく動けばエネルギーの消費量は更に増加する。夕はその異常な力と回復力を使用すると常人の数倍のエネルギーを消費する。体にノッキングでリミッターをかけているときならともかく、全力で動くとエネルギーの消費量が多すぎるのだ。技を使えば消費スピードはさらに早くなる。夕自身、改造と修行で体に多量のエネルギーをチャージできるようになっているがそれを差し引いても夕の力の燃費は良いとは言えない。それに加えて今回の対戦ではザフィーラ戦、なのは戦、共に激しく動き、技も連発させられたため、夕のチャージしていたエネルギーが大きく削られてしまったのだ。その結果、現在の夕は体力切れを起こしかけているのだ。
無論、夕も消費したエネルギーを摂取するため対策はもっていた。しかし、その対策も封じられてしまっている。

 その対策とは夕が休憩中に飲んでいるドリンクである。

「まさかあのドリンクにあんな秘密があるとは思わなかったよ。すずかとアリサがいなかったら今だに分からないままだったかもしれない」
「俺としては隠しているつもりはなかったんだかなぁ」

 当初、夕がエネルギーを切れを起こすことはないと考えていた。何故なら夕が全力を出すようになってからは一度も疲れた様子を見せなかったからだ。確かに休憩時間に持ち込んだドリンクを飲んでこそいたが、だだの飲み物で多量のエネルギーを摂取できるとは誰も思わないからだ。


スーパージェル状デロドロンドリンク。一本あたりに含まれるカロリーは《5000キロカロリー》

「一本で5000キロカロリーってどんな飲み物だい?」
「俺に聞かないでくれ。探してみたらあっただけだ」
「でもそれが分かったから今、君の体力を大きく減らすことができている」

 今回のザフィーラとなの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ