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雨の西麻生
第一章
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「洒落にならないだろ」
 こうひそひそと話すのだった。
 そして相手は何処の誰なのか、その話にもなった。
「若い愛人?」
「ホストクラブ?」
「行きつけのスポーツジムのインストラクターじゃないの?」
「お二人共スポーツジムに通っておられるし」
「いや、百貨店の誰かか」
 色々なケースが考えられだした。
「取引先の人とか」
「お家に出入りしている人とか」
「何か候補多いな」
「店長さん、副店長さんともなるとお家に出入りする人も多いし」
「ホテルの一階のお店とかバーで会ってるらしいし」
「本当に何処の誰?」
「一体」
 そのことも謎だった、噂はどの様な壁を設けてもすり抜けて広まるものだ。しかもその広まる速さは光の如くだ。
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