第6章:女の決意・男の勘違い
第36話:騙される方が悪いのだと思う
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イアン様。リュカさんの奇行にさえ我慢してれば、こっちは幸せそうですからね」
気付けばウルフさんの側にはドランが1匹居るだけ……
「くっそ〜……ドランー、みんなが苛めるんだよー!」
「グワー」
冗談めかしてドランに抱き付くウルフさんだが、そのドランにも一声鳴いて見捨てられる哀れな結末。
「あれ? 僕等の敵はウルフって事かな?」
一人取り残されたウルフさんは、周囲を見渡し寂しそうな顔を見せる。
そして……
「パパ〜ン、苛めないでよ〜! ぼく良い子になるから、置いてかないデー!」
とリュカさん勢に走り寄ってくる。
流石のリュカさんも思わず吹き出して笑ってしまった。
「あははははっ、お前腕上げたな!」
自分の腕を軽く叩くジェスチャーをし、ウルフさんを褒めるリュカさん。
さっきまでリュカさん達に遠慮する空気が漂ってたのに、今はもう吹き飛んでしまった。
リュカさんが凄いのか、ウルフさんが凄いのか判らないけど、この人達は本当に優しいんだわ。
シンシアSIDE END
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