12話
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剣が夕の家を訪れてさらに1ヶ月たったが夕は誰にも倒されていなかった。攻撃こそ入るようになったが、夕の異常な力と回復力に阻まれ倒せずにいるのだ。それに加えて夕を何度も戦っているメンバーの戦い方をある程度、理解してきているので剣達の勝利は遠退くばかりだった。
今日は夕に勝つ対策を考えるため、予定が空いている剣、なのは、フェイト、はやてが集まっている。今回はこの4人に加え、別視点の意見が欲しくてすずかとアリサにもきてもらっている。
「それで、三河に勝つための作戦を考える集まりってわけね」
「うん。アリサちゃん、すずかちゃん。力を貸して」
「お願いや〜」
「そんなに頼まなくても力を貸すわよ」
「役に立てるか分からないけど、私も頑張るよ」
「ありがとう。アリサ、すずか」
「用意できたよ」
剣がテレビを持ってきて(管理局に映像を渡さない条件で夕に頼んで記録させてもらった)映像が流される。前回の夕の戦闘の映像である。 映像は一時間程。
「この映像、どっきりとかじゃないわよね?」
「そやったらどんだけ嬉しいか…」
「三河君って本当に人間なのかな?」
アリサやすずかでなくてもそう思うことだろう。それほどに夕は出鱈目なのだ。
その後、他の対戦映像も見たが弱点と呼べるものは見つからなかった。
「異常な身体能力に回復力……化け物ね」
「本人曰く強化人間だそうだよ」
「それに加えて、様々武術も使いこなしているから動きに無駄がないし…唯一の弱点は強力な遠距離攻撃を持たないことくらいかな?」
「遠距離というとなのはね」
「うん。だけど砲撃を使おうと魔力をチャージするとその隙を突かれて倒されちゃうんだ」
「あのスーパーボールやノッキングガンも厄介だよね。あれのおかげで私逹も何度も痛い目にあったし」フェイト
「体力切れで動きを鈍らせるのはどう?」
「あの異常な回復力があるからね難しいと思うよ」剣
その後も攻略法は発見されなかった。
「あ〜あのゲテモノ好きめ〜!どんだけ出鱈目なんや」
「ゲテモノ?」
「何の話?はやて?」
ゲテモノ好きに反応するすずかとフェイト。
「三河は毎回、水筒持ち込んどるやろ?」
「そういえばそうだね」
「気になって前回の対戦日に三河に少し飲ませて欲しいって頼んだんや。自分の分が減るって断られたんやけど。無断で飲んでみたんや…ってみんなそんな冷たい目で見んといて!」
無断で飲んだの部分で剣逹の目線が冷たくなっていたのだ。
「もういいわ。それでその飲みものがまずかったのね」
「…はい」
「三河が下手物好きなのはわかったけど意味はなさそう「まってアリサちゃん」どうしたのすずか?何か気になるの?」
「うん。だからちょっと調べたいことがあるんだ。時間を
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