暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
9円舞曲ーa capriccio(奏者の自由に)
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ところに攻撃を入れる。ヒースクリフにウィナーの文字がでる。それを見てシリカが残念そうに言った。

「キリトさん負けちゃいましたね…やっぱり血盟騎士団の団長さんは強いですね…スノーさん?」
「…え?あ、ああ、そうだね。」
「どうしたんですか?」
「いや、次は僕の出番だからさ、緊張しちゃって…」
「スノーさんでも緊張するんですね。」
「まあね…さて、次は僕のデュエルだ!応援してね!」
「はい!しっかり応援します!」

シリカに手を振り、僕は観客席の最前列まで降りて行く。そしてスタジアムに飛び込んだ。















本当は緊張なんてしてない。

シリカにははぐらかしたけど。

僕は疑惑をもってしまった。

ヒースクリフのあの速さに。


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