第五章 StrikerS編
第百六十一話 『決戦(5) スバルの想い、ティアナの強さ』
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」
「言ったね? それじゃ、いくよ!!」
「来い!!」
それで再度あたしとノーヴェはロードを作り空を駆ける。
そして何度も拳と蹴りを打ち合わせていく。
…昔は戦いなんて怖かった。
自分も傷つくし相手も傷つけちゃうから…。
でも、戦う事で分かり合えることもあるんだ。
だから、今は分かり合うために本気を出そう!
「だから、いくよ? マッハキャリバー!」
《はい、相棒! 私達の力をあの方に見せ付けてやりましょう!》
「うん! いくよ! ギア・エクセリオン!!」
マッハキャリバーから水色の魔力による翼が生えてきて、さらに加速力をアップさせる。
これなら!
「いっくぞーーー!! リボルバーシュート!!」
「うぉおおおーーー!! リボルバースパイク!!」
あたしとノーヴェのおそらくかなり上位の攻撃が衝突する。
でも、負けない!
ノーヴェに勝って、分かり合うんだ!
あたしの拳はそのためにあるんだ!
破壊のためじゃない! そう、わかりあうために!
「そう! いつでもあたしは全力全開!!」
「ッ!?」
それでノーヴェの攻撃をいなして拳に魔力をためる。
「受けてみて! 一撃必倒! ディバインバスター!!」
「だ、駄目だ! 防ぎきれない!?」
それであたしのディバインバスターがノーヴェの腹に直撃する。
「これで、とどめだぁーーー!!」
さらに魔力をこめて一気に開放する。
「うわぁあああッ!!」
それでノーヴェは地面を何度も跳ねて次第に転がる。
あたしはすぐにそばに駆け寄って、
「…大丈夫?」
「…お、お前がやったことだろ?」
「そうだったね」
「でも、負けたのになんかいい気分だ…。次は、負けねぇからな?」
「うん! いつでも相手になるよ!」
「くっ…」
最後に笑みを浮かべてノーヴェは気絶した。
「これで、任務完了! ティア達を助けにいかなきゃ!」
「スバルー!」
そこにちょうどよくティアの声が聞こえてきた。
ティアはバインドで三人ほど捕らえてこちらに向かってきた。
「嘘!? ティア、三人も倒したの!?」
「ええ、なんとかね。そっちもやったみたいね。スバル!」
「うん!」
あたしは満面な笑みでティアに返す。
「…後は、ギンガさんにレン、エリオにキャロね…。消耗したあたし達じゃ邪魔になりそうだからね」
「確かに…、疲れたね。そうだよね、マッハキャリバー?」
《はい。そうですね、相棒》
「ふふ…」
さっきはあまり気にしていなかったけど、マッハキャリバーに相棒だと認められて嬉しいな。
シホさん達も勝ってなのはさんを救出しているといいな。
そう思ってあたしは空を見上げた。
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