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ポケモン 一人の少年と一人の少女の物語
第一部 出会い
2話 不思議な少女
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るともう戦えない事が分かった
攻撃を一回受けただけで、こうなる事を思い知らされた
これは単なるレベルの違いで負けたわけじゃない
トレーナーの技量の差、絆の深さで負けたんだ・・・・

「分かった?」

「ああ、分かった」

「なら、ポケモンスクールで少し学ぶといいわ」

少女の言葉に俺は頷けなかった

「いや。俺は君から学びたい」

「はい?」

少女は明らかに戸惑っている

「君から学べばきっと、ポケモンスクールで学ぶよりも強くなれる・・・・そんな気がするんだ」

少女はしばらく考えてから、ようやく答えを口にする

「仕方ないわね・・・・いいわ。その代わりビシビシ行くからね!イブ・・・お疲れ様」

彼女はイーブイをなでてからボールに入れた

「やった!よろしく!俺はユウヤ」

「調子いいわね・・・・私はソラよ」

お互いに握手する

「あなたはいずれ強くなる・・・・大きな力を手に入れることもある。でも忘れないで。
あなたにはポケモンがいる事を。迷ったら聞きなさい。彼らの声を」

ソラのいう事の半分は理解は出来なかった
だが俺は頷いた

「ああ。忘れないさ。俺はいつもこいつらの言葉を聞くつもりだからな」

その言葉を聞いてソラは微笑む
その顔にドキリとしたのは内緒だ


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