コードギアスR2
0604話
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………」
影から姿を現す俺。そしてその背後にいるギルフォードにただ驚愕の表情を浮かべて黙り込むオデュッセウス。そしてそのまま1分程の沈黙の後に、ようやく再起動を果たす。
「君は、一体……」
「コーネリアが言っていただろう? とある組織に身を寄せていると。俺の名前はアクセル・アルマー。その組織を率いている者だ」
「……だが、今のは? もしかして私は夢でも見ているのかな?」
「違います、兄上。アクセルが使ったのは確かに魔法。この世界には存在しない技術です」
「魔法? この世界には存在しない? ……コーネリア、君は一体……?」
混乱してきたのか、オデュッセウスが俺とコーネリア、そしてギルフォードへと視線を移していく。ルルーシュやシュナイゼルなら瞬時に状況を理解して対応策を練るだろう。この辺がやはり凡庸と言われているオデュッセウスならではか。
まぁ、この世界の常識で考えれば無理も無い。いや、ギアスとか不老不死とかがある以上は完全に否定は出来ないが、そっちは魔法以上に隠蔽されているし使い手も非常に限られているからな。
「さて、まずは混乱させないようにこれだけは言っておくか。俺達シャドウミラーは複数の世界を股に掛けて存在している組織だ。つまり、平行世界って奴だな」
「……」
「そして、その平行世界の1つでもあるこの世界に来た訳だ。……まぁ、今すぐ無理に理解しろとは言わないが、取りあえず巨大な組織だとだけ覚えておいてくれ。で、話を戻すが……構わないか?」
「え? あ、ああ、うん。構わないよ。それで何だったか……」
「ギアス、だ」
「そうそう、ギアスだったね。ギアス、ギアス。……で、そのギアスとかいうのがユーフェミアをああいう風に変えたと?」
オデュッセウスの言葉に頷く俺とコーネリア。ギルフォードは黙ってコーネリアの後ろに控えており、誰かが部屋に近付いてこないかどうかを警戒している。
「そうです。そしてそのギアスをゼロが使ったからこそ、ユフィはあのような行動に出たのです」
ゼロ=ルルーシュというのは言わずにそう告げるコーネリア。この辺に関しては、兄の心労をこれ以上増やさない為なのだろう。
そんなコーネリアの言葉に続くように俺も口を開く。
「そして、そのギアスを研究している者の名は……シャルル・ジ・ブリタニア」
「……馬鹿な!?」
さすがにその名前は予想外だったのだろう。これまでの穏やかさをかなぐり捨てたかのように叫ぶオデュッセウス。
「残念だが事実だ。お前達の父親はギアス響団という組織を作りあげ、そこでギアスの研究をしている」
「だが、私はそんな話を聞いた事はないよ」
力無く首を振るオデュッセウスだが、それも当然だろう。何しろ……
「ギアス響団の本拠地はブリタニ
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