第二話
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れもそうですね。なら合併しましょう、ただし個人訓練に付き合ってもらいますよ」
「それは私も望むところだ」
一般生徒からの受けがいいクララ、武芸科からの支持があるニーナ、二人が揃い会長選挙は圧勝という結果に終わった。
そしてだれもがそうなることを疑わなかったように対抗戦は圧勝し、一位という結果に終わった。
そしてあっという間に月日が過ぎ卒業の時を迎える。
「私はグレンダンに戻りますけどニーナも来ませんか、まだ汚染獣と戦っているようですし楽しいと思いますよ」
「私はシュナイバルに戻る。大祖父様のことも家に報告しなければならんからな」
「そうですか」
断られたことに残念さをにじませるクララ。だがそれでは終わらない。
「でしたらその後でいいですから私の家を訪ねてください、歓迎しますから」
「わかった。グレンダンに行く機会があったら寄らせてもらう」
「機会があったらでなく必ず来てください、絶対ですよ」
「わかった、わかった。約束する」
勢い込むクララに押し流されるように約束を強要されるニーナ。
だがそんな一時にも終わりの時が近付いていた。それぞれが乗る放浪バス、その出発時刻がやってきたのだ。
「それじゃニーナ、また」
「ああクララ、また会おう」
そして二人の姿はそれぞれのバスへと吸い込まれていった。
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