第177話 サクラVSバッカス
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ーステッキ》を持ち直す。
セ「これで終わりだああぁああぁぁあああああっ!」
セインが雷杖を振ろうとしたその時、空洞から巨大な竜が姿を現した。
セ「なっ!?ぐぉああぁあぁぁああぁぁああああああああああっ!!」
竜はセインに頭突きをする。セインは成すすべも無くそのまま真っ逆さまに落ち、砂煙を上げながら大の字になって倒れた。
チャ「試合終了ォォォ!勝者、リオン・バスティア!蛇姫の鱗、10ポイント獲得!!」
空洞から現れた竜の背にはリオンが跨っていた。この竜は、リオンが造形した白竜だったのだ。
ナ「リオンの勝ちかぁ〜。」
マ「同じ氷の造形魔法なのに、グレイとユモとは全然違うね。」
ユ「私とグレイは静のアイスメイク、リオンは動のアイスメイクだから。」
マ「静?動?」
マヤの問いにユモが簡単に分かりやすく説明するが、まだマヤには早すぎたのかもしれない。マヤの頭の中に「?」が大量発生している。
フ「ったく。おーいショール、マヤに造形魔法の「静」と「動」の違いを教えてやってくれ。」
マヤに呆れたフレイがため息混じりに隣にいたショールに説明してもらおうと声を掛ける。が、
ショ「・・・・・」
当の本人であるショールは瞬き1つせずずっと同じ方を見つめていた。
フ「おい、ショール?」
ショ「・・・え、あ・・何?」
もう一度声を掛けてようやく反応したが、何も聞いてなかったみたいだ。
フ「大丈夫か?最近お前、ボーーーっとしてる時多いぞ。」
ショ「そんな事ないって。」
フレイの言う事をショールは否定する。その様子がフレイにはとても無理してるように思えてしまう。だが、当の本人であるショールが「大丈夫」って言ってるんだ。
フ「それならいんだけどよ。また後で聞く事にするわ。」
そう言ってフレイはショールの傍から離れて行った。フレイを見届けた後、ショールは再び視線をさっきの方に戻す。その視線の先には死者の仮面の奴等がいた。死者の仮面の奴等はショールの視線に気づいていない。
ショ「(死者の仮面・・・何かが引っ掛かる。でも、それが何なのかが分からない・・・)」
リョ「・・・・・」
その様子をリョウは静かに横目で見つめていた。
チャ「続いて第4試合、幸福の花、サクラ!!VS四つ首の猟犬、バッカス!!」
観全「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
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