第177話 サクラVSバッカス
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チャ「それでは引き続き第3試合に参りましょうっ!!第3試合、蛇姫の鱗、リオン・バスティア!!VS月の涙、セイン・ロード!!」
観全「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」
大歓声が起こる。石造りの会場の出入り口から左側に逆立った水色の髪の毛と緑色の髪の毛を揺らしながらリオンとセインが姿を現した。
ナ「リオンとセインかぁ〜。」
ユ「グレイはもちろんリオンを応援するんだよね?」
グ「さぁな。」
兄弟子の勝負を見たくないのか、グレイは会場から少し離れて視線を別の位置に走らせていた。その視線の先には死者の仮面の奴等がいた。死者の仮面の奴等はグレイの視線には気づいていない。
グ「(死者の仮面・・・俺達にどんな恨みがあるんだ?)」
リョ「・・・・・」
その様子をリョウは静かに横目で見つめていた。
リオンとセインが会場のど真ん中で向かい合った。2人の間で静かに風が吹く。
チャ「第3試合、開始ッ!!」
チャパティ・ローラの実況と共に像の上にいる男が銅鑼をゴォォォォォン!!と力強く叩いた。試合が始まった。最初に動き出したのはリオンだった。両手を構え、冷気を溜めると、
リ「アイスメイク、鷲ッ!!」
無数の氷の鷲がセインに向かって一直線に飛んでゆく。
セ「氷の魔法か。ならば・・・!」
セインは独り言のように呟くと、背中に手を回し赤い杖を手に取ると、
セ「炎杖!」
左から右に杖を振る。すると、その場に赤く燃え盛る炎が出現し、飛んできた無数の氷の鷲を次々に蒸発させていった。
チャ「出たぁぁぁぁぁっ!これぞセインの「7つ道具」の力!」
チャパティ・ローラが椅子から立ち上がり、マイクを持って力強く実況中継をする。
エ「あいつ、まだ杖を「7つ道具」と呼んでたのか・・・」
ショ「相変わらずしゃれた名前だな。」
月の涙が闇ギルドだった頃、セインと対戦経験のあるエルザとショールが言う。その頃からセインは杖の事を「7つ道具」と呼んでいた。
セ「今度は俺からいくぜ。」
そう言うとセインは炎杖を戻し、黄色い杖と緑色の杖を取り出すと、
セ「雷杖と風杖の共同!雷風砲!!」
雷杖から放たれた雷と
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