第二話
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なので彼女のディスクにも
『おジャマイエロー』
星2 光属性 獣族
攻撃力0 守備力1000
しっかり確認できている
その上で問題ないと考えているのだから
とりあえず、今回に限っては問題なしである、多分…一応
「…そして!私とお兄様の絆よ、光と闇の狭間より顕現なさい!光と闇の竜!」
おジャマの抗議を黙殺し
召喚されるアリサの…そして万丈目準の最強竜!
『光と闇の竜』
光属性 ドラゴン族
攻撃力2800 守備力2500
「これが…貴方の…!」
その名の通り光と闇の力を宿し
圧倒的な存在感を放つドラゴンを前にフェイトも僅に顔を歪める
だが、怯むことは出来ない
…『精霊のカード』を捕縛する、それが母との約束なのだから…!
「行くわよ!光と闇の竜で『魔獣アルフ』を攻撃するわ!」
アリサの攻撃宣言に応えるべく翼を拡げる『光と闇の竜』
その攻撃が通ればアルフを破壊され、更に超過ダメージで自分は負ける
だが、フェイトの目には焦りなど微塵もない
アリサの攻撃宣言を確認
手札のカードをー
(…っ…これは…この竜は…違う?!)
発動させようとした瞬間『光と闇の竜』が自身の求めていたものでは無いことを悟る
(何故?召喚直後…確かに強い『精霊』の力を感じたのに…!)
その、迷いと疑問がカードを出すタイミングを送らせた
「この竜と戦えた栄誉を胸に散りなさい!闇の洗礼!ダークパプティズム!」
「……………………」
フェイト・テスタロッサ
LP0
「ふっ!これでアカデミアの程度が理解できたかしら?貴女も入学するならもう少しまともな実力を身につける事ね!」
ふぁさっ!と髪をかきあげ指をさしてポーズを決めるアリサ
フェイトは何も応えないが、彼女の反応などアリサにとってはどうでもいい
「ふふ…ふふ…うふふ…やった…やりましたよお兄様ぁ♪うふふふふっ♪」
ようやく勝てた、しかも『光と闇の竜』で
完全に有頂天である
『なぁ…俺らって…一体』
『諦めようぜ、兄貴の時も似たようなもんだったろ…』
おジャマの声など当然耳にいれることなく
意気揚々とデュエルアカデミアにアリサは帰っていった
そして残された少女は独り
否
『まったく!加減された事にも気づいてないのかね!』
腹ただしげな声と共にフェイトの隣に現れる紅き獣
『魔獣アルフ』
そのカードがソリッドビジョンを介さず実体化し『オジャマ』同様フェイトに現実の存在として話しかける
当然、フェイトにそれを驚く様子はない
『ねぇ…なんで最後わざと負けたのさ〜あの『光と闇の竜』が目当てのカード
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