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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
17 経緯〜That is all exactly as her dream.
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を治療したことのないレミリアにはこれしか方法がなかったらしい。
「どうする?彼女達を今すぐ助けるには完全に吸血鬼ならないとその傷を塞げないし、マロウを倒せないわよ?」
「え!?どういうこと!?」
「ちょっと前から、書庫でパチュリー達とマロウが戦いはじめたわ。貴方の敵討ちね」
なんだって!?マロウと戦ってる!?魔法が効かないのに勝てるはずがない!無茶だ!!
「レミリア!今すぐ俺を吸血鬼にしてくれ!!」
「…行くのね。でもいいの?吸血鬼になったら流水は苦手になるし十字架だって見るのが苦痛になる。血が欲しくて堪らなくなるときだってあるし、生活が夜型になる。日光で肌が焼けるし何より永遠の中を生きなきゃいけなくなるのよ?」
彼女は他人を吸血鬼にすることに引け目を感じているようだ。だけど、レミリアは契約に縛られてマロウを攻撃出来ない。今マロウを倒せるのは吸血鬼になった俺しかいないのだ。ここで躊躇ったらパチュリーは……
「なるよ。ここで躊躇ったら一生後悔する」
「そう…」
そういって彼女は俺の首筋から血を吸いやすいように、俺の頭を傾けるようにして片腕で抱えた。そして俺の首筋に口元を近付け、ゆっくりとなぞるように舌を這わせる。首筋から感じる熱い感覚に俺はぞくぞくした。
「あ、あの、レミリア?」
「麻酔みたいなものよ。…本当にいいの?」
彼女は俺に覚悟があるか訊ねた。彼女が口を開く度に甘い吐息が首に掛かるのを感じ、もどかしさを覚えながらも答えた。
「それしか方法がないんだろ?やってくれ」
「わかったわ…」
それを聞いた彼女は大きく口を開け吸血鬼特有の二本の鋭いキバを顕にさせ、ガブッと俺の首筋に噛みついた。
「うっ!」
首に一瞬痛みが走り、俺は苦悶の声をあげた。
だが、痛みは一瞬だけで彼女が血を吸い始めると、首筋にくすぐったい感覚と、背伸びした時に味わう気持ちよさを何十倍にもした快楽が全身に押し寄せた。
「ちゅる…ちゅぱ…ごくっ…ちゅる…ちゅぱ…ごくっ…」
「はうっ…!くっ…!」
血を吸われるに連れて全身から力が抜けてゆき、体をすべてレミリアに委ねた。目は蕩け、口は半開きになり、体がビクビクと快楽に反応する。
レミリアは俺をガッチリと抱いて固定し、血を激しく吸った。
「じゅる、じゅるるるる…ゴクッ、はぁ、じゅる、じゅるるるる…ゴクッ、はぁ」
「〜〜!!〜〜!!」
激しく血を吸われることによって俺を襲う快楽も激しくなった。四肢はだらけ、恍惚とした表情になっている。
血が零れ、レミリアの服を汚すのを視界の端で捉え、快楽に晒されるように脳の中に辛うじで残っている理性がスカーレットという名が良く似合うなぁとどうでもいいことを思った。
そう思っていると、今までで一番大き
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