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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
17 経緯〜That is all exactly as her dream.
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マロウからパチュリーをかばって剣で貫かれた後、俺はふと目が覚めた。
「知らない天井だ」
目覚めると知らない天井が視界に広がった。テンプレ的な発言をした後起き上がろうとすると、腹部に激しい痛みが走り起き上がることを拒ませた。
「いっっっ!たぁぁ!!」
痛みで悲鳴をあげて、さらに叫んだせいで腹部の痛みが増した。また悲鳴をあげ、そのせいでまた腹部が痛みを訴えることを繰り返した。
なんとか負のスパイラルを落ち着け、寝たまま辺りを見渡すと何時の間にかベットで寝ていたことに気付く。いや、寝かされていたの方が正しいか?まさか夢遊病者よろしく意識がない状態で歩き回り、土手っ腹に穴を開けてたまま知らないベットで眠りこけていたはずがないし。
そう思って傷を確認しようとして首を動すが、生憎掛け布団が掛かっており現在の状態の俺では確認することは叶わなかった。
「あら、ようやくお目覚め?」
声の主を確認すると、あの時学園祭にいた吸血鬼の少女がいた。
「君は……えぇっと……っと言うか名前聞いてないよね」
「それは失礼したわ。私はレミリア・スカーレット。ご覧の通り、吸血鬼よ」
彼女はスカートの裾を両手でつまみ上げ、お辞儀をした。
「えーと、レミリアさん?俺は腹を貫かれていたはずだけど……もしかして助けてくれた?」
「レミリアでいいわ。そうよ、後もう少し遅かったら危なかったわ…」
「そう…ありがとう。…助けてもらっておいて何だけど、何で俺を助けてくれたの?マロウが剣を振っていて危なかったのに………ってパチュリーはどうなったの!?」
今更ながら冷静に考えると、マロウに刺された後のことを俺はよく知らない。パチュリーの身に何かあったら…!
「安心して、無事だから。でも貴方のことを死んでると思っているでしょうね」
どうやら杞憂だったようだ。あーでも死んでるって思われているのか。パチュリー、めちゃめちゃ悲しんでいるだろうなー……
「助けた理由わね……学園祭の時助けてくれた恩返し、何て言う理由じゃなくて……何から話せばいいかしらね」
レミリア・スカーレットは退屈で孤独だった。
父母はバンパイアハンターを名乗る人間に殺され、(勿論、その人間はレミリアが殺した)妹はそのせいで狂気に支配された。従者に美鈴がいて、大切ではあるが美鈴一人では満足出来なかった。
そんな私に悪魔として契約を結びたいという者があらわれた。その者は魔法使いなのに魔法が使えない変な奴で、私に力を貸してほしいと言ってきた。付き合いに飢えていた私は美鈴の気を操る能力でも私の運命操作でも狂気を消すことが出来なかった妹を地下に幽閉するという条件で契約した。悪魔を降ろす館だけあって悪魔を捕らえておく環境が整
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