第17話
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「「「「「了解!(です)」」」」」」」」
ローディーさん達も超大型戦車に続いて前進して行く。俺はヤン中尉の方を見ると超大型戦車の姿を見たせいか、唖然とした表情で立っていた。
ヤン中尉の肩を掴んで力強く揺さぶる。
「中尉!ヤン中尉!確りしてください!」
「は!?俺はいったい何をしていたんだ?」
「GAの超大型戦車を見て唖然としてたんです。どうしますか?GAの傭兵部隊は先に進軍しましたけど?どうしますか?」
「そうだな。彼等に続くぞ!全員、進軍再開だ!GAの傭兵部隊と連携して敵を叩く!進め!」
「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」
俺達も彼等の後を追うように続く。大通りを進軍していた大型戦車が戦車砲を発射した。
南下してきていた敵の戦車に直撃して、大爆発を起こす。
ローディー殿がバーズカ砲を発射して、戦車を仕止める。メイ・グリンフィールドもFGM-148ジャベリンを使用して、戦車を仕止める。俺達もすかさず、浮き足になっている敵兵を仕留めてゆく。すると、迂回してきた敵兵がメイ・グリンフィールドの背後の建物から出てきた。
「いかん!メイさん!後ろだ!」
「え?きゃあ!」
俺が叫ぶもメイの背後から現れた敵兵のナイフが迫る。だが、次の瞬間建物の壁が吹き飛んで敵兵の頭を吹き飛ばした。
「な、なに?何が起きたの?」
「お嬢さん。大丈夫かい?ケガは無いか?」
砂ぼこりが晴れると、そこには先行している筈の悠斗がメイに手を差し出している姿があった。
「大丈夫です。あ、あ、ありがとうございます」
「なに、気にする必要はないさ。ただ、周囲にもう少し気を配ろうね」
悠斗を見て、顔をほんのりと紅く染めているメイ。悠斗の手を取り立ち上がる。
俺、カニス、エイは悠斗の側に移動する。
「悠斗!何故、お前が此処にいるのだ?任務はどうしたのだ?」
「無線を聞けば分かるさ」
「無線?誰か、カニスはいないか?カニス!無線機を寄越せ!」
「はい!此処に!」
無線を背負ったカニスがやって来た。私は無線の電源を入れる。スピーカーから音声が流れてきた。
『こちら、猟犬部隊だ!敵の総司令部に突入し制圧した!敵の総司令官は、既に自殺していた。作戦は成功だ!首都は解放された!』
スピーカーから、勝利宣言が流れてきた。何時の間にか上空にはヘリが飛んでおり、停戦を命令していた。
「分かったか?俺は残党の処理の為に動いていたのさ。だから、此処に来たのさ」
「俺達の勝ちか。なら、残党狩りで給金アップを狙うとするか!」
「ああ。あとは残党狩りが仕事だ。追撃に移るぞカニス!ヤン中尉に通信を入れろ!敵の司令部は陥落したと。後は残党狩りに移行するとな!」
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