第17話
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緑色の美しく長い髪と圧巻な胸。そう胸の大きさが半端じゃないのだ。ヤン中尉やカニス、他の男性傭兵達も視線が釘ずけだ。
(なんてダイナマイトな淑女(レディ)だ!メイの非じゃ無いぞ!)
そんなことを考えたのが悪かったのか、次の瞬間右足に激痛が襲った。足の方を見ると、メイが思いっきり右足をかかとでグリグリと踏んでいた。俺は声を出さないように思いっきり耐えるしかなかった。
(今日は厄日だ!)
「ローディー先生!敵が前方から来ました!大部隊です!」
「うん?スマイリーか。敵の増援だな!そう来なくちゃな!」
「なに、暢気な事を言ってるんですか!早く、迎撃の準備をしないと!」
「だと、社長。雷電使えるかい?」
「任せておいて欲しい」
それだけ言って、有澤隆文社長は後ろに下がって行った。彼女が此方を向いた。
「あら、初めまして。貴方達は何処の部隊かしら?」
「ドイツ軍指揮下の傭兵部隊ロイ・ザーランド曹長だ」
「同じくドイツ軍指揮下の傭兵部隊カニスです」
「エイ・プールです」
「あ、これは失礼しました!GA社所属の傭兵部隊のメイ・グリンフィールドと申します。部隊の皆からはスマイリーって呼ばれてます!」
彼女が笑顔で挨拶すると、彼女のたわわと実った果実が激しく自己主張する。男性陣の視線が再び釘ずけになる。
次の瞬間、俺の右足を激痛が襲った。隣を見るとエイが物凄く冷たい視線を向けてくれた。
思わず全身に寒気が襲った。
(ヤバい!俺、戦争中なのに、戦争以外で死にそうだ!)
俺が周囲に視線で助けを求めるとカニスはそっぽを向き、エイの絶対零度の視線に気が付いたヤン中尉が、慌てて後ろを振り返った
「な、なんだ!?あれは!?戦車なのか?」
ヤン中尉が大声を出したので慌てて全員が振り替えると、大通りを走る姿があまりにも大きく巨大であり、遠くからでも巨大戦車と良く分かる程の、超大型戦車が接近してくる。
(いや、これは……戦車か?ドイツ軍の正規戦車の3倍以上の大きさがあるぞ!?GAの作る戦車は化物か!?)
俺達が呆然としていると、超大型戦車から外部マイクを通じて戦車内の通信が聞こえてきた。声の主は有澤隆文社長だ。
「ふん。匹夫どもが。たかだか通常の戦車12台ごときでこの、雷電の相手をするつもりか」
「社長!正面から相手をするなよ!相手の方が数が上なんだからな!」
ローディーさんが、有澤隆文社長に注意を促す。しかし、有澤隆文社長は静かに言い返した。
「正面から行かせてもらおう。それしか能が無いのでな」
キュラキュラと超大型戦車が前進してゆく。ローディーさんがため息を吐いた。
「はぁ。またかよ。たく、お前ら!援護するぞ!」
「「「「
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