第17話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ン。まあ、衛星からの映像を見ていてくれ」
セレンのアドバイスを聞いて通信を切る。
互いの距離は20m程だ。バルカン・レイヴンが話しかけてきた。
「フフフ。フハハハハ。久しぶりに、殺りごたえのある相手と戦えそうだな!。貴様の様な強者と戦えることに感謝するぞ!」
「悪いが、お前をノンビリ相手にしている暇はないのでな。さっさと殺らせてもらう!」
俺はバルカン・レイヴンを睨み付ける。バルカン・レイヴンは俺の眼を見た後笑いだした。
「いい眼をしているな。闘志に溢れた戦士の眼だ!その様に、闘志に溢れた眼を見るのは久しぶりだ!やはり貴様は極上の獲物の様だな!」
「御託はいい。来ないなら、俺から行かせてもらうぞ」
「ククク。俺を倒して、此処を突破したところで、首都は簡単には攻略出来ないぞ」
「なに?」
バルカン・レイヴンは左人差し指で首都を指差した。
「この先には、通常軍から引き抜かれた選りすぐりのエリート部隊が展開している。更にそこには、俺の様な個々の技量に長けた人間で構成された特殊部隊の隊員が待ち構えているのだ。仮に此処を突破したところで、簡単には首都には到達出来ない様になっているのだ!」
「そうかい。まあ、俺には関係ないな。俺はただ打ち貫くだけだ!」
「ふん!まあ、良いさ。最も此処を通してやることは無いがな!」
バルカン・レイヴンがバルカン砲を構えて、発射してきた。俺は素早く地面を蹴ってジャンプしてその場から離れ、遮蔽物の中に身を隠す。
「さあ!戦いの始まりだ!不動悠斗!俺を、このバルカン・レイヴンを倒して見せろぉぉぉぉ!!」
バルカン・レイヴンが雄叫びを上げる。
その、雄叫びが辺りに響き渡ると共にバルカン砲の発射音が木霊する。
(さて、戦いを始めるとしますか!)
俺は遮蔽物の間を移動しながら、バルカン・レイヴンに攻撃を仕掛けるのであった。此処に、首都決戦での激戦が開始されたのだった。
悠斗sideout
セレンside
総司令部のHQで、私は悠斗の戦いの状況をモニター画面で見ている。
他のオペレーター達は忙しそうに指示を出している。私には関係ないがな。
(さて、悠斗。何時まで遊んでいるんだ?そんな雑魚など、さっさと倒してしまえ!貴様はそんな所で止まっている男では無いだろう!)
バルカン・レイヴンのバルカン砲の弾幕を回避しつつ、悠斗が接近してパンチを放つ。バルカン・レイヴンの身体がくの字に曲がるが、バルカン・レイヴンはその巨体をもって耐えた。バルカン・レイヴンはバルカン砲の砲身を振って、悠斗に反撃する。悠斗の脇腹にバルカン砲の砲身が粉々に砕け散った。
(相変わらず化物だな。バルカン砲の砲身が、体にぶ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ