第17話
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な兵士は俺に突撃銃を構えて発射してくる。
「うおぉぉぉ!」
「死ね!死ね!」
「援護だ!援護する!」
「く、クソォォ!」
突撃銃の弾丸が俺に迫って来るが、俺はそれを全て回避しつつ間合いを詰める。左側にいた兵士の顔面を左手でアイアンクローをして片手で掴む。
「ぎゃあああ!」
ギリギリと指に力を入れて兵士を持ち上げる。持ち上げる。持ち上げた兵士を右側で1ヶ所に固まっていた敵兵に投げつけた。
「がは!?」
「ごふ!」
「・・・・は!?がぁ?!」
人知を越えた速さで投げつけた兵士が命中して、数人が血を吹き出して上半身と下半身が真っ二つになっていた。投げた兵士は首がありえない方に曲がって絶命していた。俺は他の兵士を見る。
「か、勝てるわけがない!」
「お、俺は逃げるぜ!」
「化け物だ!」
「に、逃げろ!」
俺に背を向けて逃げて行く兵士達。
すると、逃げた兵士達が突然此方に向かって逃げてきた。
「ぎ、ぎゃあああ!」
「や、やめてく・・」
「う、うわああ!」
逃げてきた兵士達が血を吹き出して地面に倒れてゆく。倒れた兵士には、銃弾が命中した後があった。しかも、体に多数の大き目な穴が空いており、内臓等が吹き飛ばされていた。
(これは・・・・機関銃の弾か?しかし、それにしては穴が大きすぎる。どちらかと言うと、バルカン砲の様な大型の砲の弾の後に近い)
ドシンドシンと地響きが鳴り響く。戦車の残骸の横から、2mを越える巨漢の大男がやって来た。しかも、右手にはバルカン砲を持っているだけでなく、背中にはバルカン砲の弾薬のドラムを担いでいる。その男は口に葉巻を銜えている。しかも、その大男が現れてからは周囲に大量のカラスが現れた。
「はん。役にたたない兵士どもだな。足止めすら出来んとわな」
「お前、味方の兵士を射つなんて、どういった神経をしてるんだ?」
「ああ?こんな、役たたずどもなんて死んで当たり前さ。俺のバルカン砲の的になれただけでも、感謝して欲しいもんだぜ」
「お前何者だ?」
大男は自身を親指で指して、名を叫んだ。
「俺の名は!バルカン・レイヴン(大烏)!不動悠斗!貴様と同じ戦いに身を捧げた男よ!さあ!最強の傭兵よ!俺の前に骸を曝すがいい!」
バルカン・レイヴンがそう名乗ると、周りの建物に止まっていたカラスが飛び立った。
俺の無線に緊急通信が入る。
「悠斗。気を付けろ!奴は西部戦線で反政府組織の民兵を、1000人以上殺害している強者だ!バルカン砲の火力はバカにならん。遮蔽物に身を隠しながら戦え。バルカン砲の火力は凄まじいが、初弾の発射までに時間が掛かる。その辺りの弱点を上手く突くんだな」
「了解だ。セレ
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