暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第二十五話
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ださい。この空間では外の時間とは変わっていましてね。外での一秒がここでは十分位になってますから』

そうなんだ……天使って凄いんだね。

『まあ、ここまでは前座ですね。それじゃあ、聞きますよ……貴女には何があっても守りたい存在……そしてそれを守ろうと貫きたいとする気持ちはありますか?』

そんなのは答えは決まってる。

「私はイッセー君に出会って人生が変わったの……イッセー君と出会ってなかったら私は今頃テロリストとしてイッセー君と敵同士になってたかもしれない。でもイッセー君がそれを変えてくれた。だから……イッセー君を守ってあげたい!それが今の私の気持ち!」

私は今出来る最高の答えを導き出せた……いや、いつも思っている事を目の前の存在に示した。

『…………はい、合格ですね♪』

…………合格?って事は……!

『私の力、大切な人の為に使ってくださいね♪』

SIDE OUT

イリナSIDE

私は気がついたらものすんごく綺麗な場所にいた。

「ここって……?だって夜だったのに……それに私はロキの雷に……」

『私が、この空間に飛ばした』

そう、空が言った。

「えっ?空が喋った!?」

『警戒はしないでほしい。今から実体を持つから』

そう言って私の目の前に光が収束していき……女の人の姿になった。

白いショートカットの髪をした女の人だ。多分年は私と同じ位かな?

でもその服装は学生が着ている服とは思えなかった。

白いドレスとスカート、頭部を囲う浮遊するリングから流れるベールのウェディングドレスのような服装だ。

「貴女は?」

『私は、貴女達が天使と呼ぶ物。人であった時の名前は鳶一折紙(とびいちおりがみ)

「天使……!?」

えっ?えっ!?それじゃあ……私が天使に選ばれたって事?

『でも、私を使うからって慢心しちゃいけない。それに……この力は正しい事に使わないと()()してしまう』

…反転?

「反転ってなんなの?」

『プラスの力には相反するマイナスの力がある。天使の力にもそれはある。天使の力は巨大なプラスの力……それに伴って反転すれば大きなマイナスの力が暴走する。それを私たちは反転と呼んでいる』

反…………転…………。

『だから、よく考えてほしい。反転すれば貴女は貴女じゃいられなくなる。それを覚悟で私を使って……貴女はどうしたいの?』

私のしたい事………………。

「私、浮かれてたんだと思う……小さい頃にイッセー君はいつでも一緒にいてくれて……私が日本を離れる時にもイッセー君は自分も悲しい筈なのに私の事を一生懸命励ましてくれた……」

「そして任務で日本にやってきて……またイッセー君と一
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ