第二十五話
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ださい。この空間では外の時間とは変わっていましてね。外での一秒がここでは十分位になってますから』
そうなんだ……天使って凄いんだね。
『まあ、ここまでは前座ですね。それじゃあ、聞きますよ……貴女には何があっても守りたい存在……そしてそれを守ろうと貫きたいとする気持ちはありますか?』
そんなのは答えは決まってる。
「私はイッセー君に出会って人生が変わったの……イッセー君と出会ってなかったら私は今頃テロリストとしてイッセー君と敵同士になってたかもしれない。でもイッセー君がそれを変えてくれた。だから……イッセー君を守ってあげたい!それが今の私の気持ち!」
私は今出来る最高の答えを導き出せた……いや、いつも思っている事を目の前の存在に示した。
『…………はい、合格ですね♪』
…………合格?って事は……!
『私の力、大切な人の為に使ってくださいね♪』
SIDE OUT
イリナSIDE
私は気がついたらものすんごく綺麗な場所にいた。
「ここって……?だって夜だったのに……それに私はロキの雷に……」
『私が、この空間に飛ばした』
そう、空が言った。
「えっ?空が喋った!?」
『警戒はしないでほしい。今から実体を持つから』
そう言って私の目の前に光が収束していき……女の人の姿になった。
白いショートカットの髪をした女の人だ。多分年は私と同じ位かな?
でもその服装は学生が着ている服とは思えなかった。
白いドレスとスカート、頭部を囲う浮遊するリングから流れるベールのウェディングドレスのような服装だ。
「貴女は?」
『私は、貴女達が天使と呼ぶ物。人であった時の名前は鳶一折紙』
「天使……!?」
えっ?えっ!?それじゃあ……私が天使に選ばれたって事?
『でも、私を使うからって慢心しちゃいけない。それに……この力は正しい事に使わないと反転してしまう』
…反転?
「反転ってなんなの?」
『プラスの力には相反するマイナスの力がある。天使の力にもそれはある。天使の力は巨大なプラスの力……それに伴って反転すれば大きなマイナスの力が暴走する。それを私たちは反転と呼んでいる』
反…………転…………。
『だから、よく考えてほしい。反転すれば貴女は貴女じゃいられなくなる。それを覚悟で私を使って……貴女はどうしたいの?』
私のしたい事………………。
「私、浮かれてたんだと思う……小さい頃にイッセー君はいつでも一緒にいてくれて……私が日本を離れる時にもイッセー君は自分も悲しい筈なのに私の事を一生懸命励ましてくれた……」
「そして任務で日本にやってきて……またイッセー君と一
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