第二十五話
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五秒以内に離さないとその頭を握りつぶすぞ」
そしてどんどん握力を強めていくと、三秒くらいでフェンリルは牙を離した。
「アーシア、ヴァーリを頼む!」
「わかりました、頼みます。聖母の微笑みの進化」
ヴァーリを強化された聖母の微笑みで治す。
この聖母の微笑みの進化は俺がアーシアに繋がりあう力を掛けた際に強化された力だ。
まあ、回復力の上昇もあるが……一番の利点はアーシア自身も神器の使い方が上手くなっており回復力の塊を飛ばしたりできるようになったのである。
「ヴァーリはこれで安心だ……ロキ、再開といこうぜ」
「そうだな」
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「はははははははははは!!!」
俺は叫びながら、ロキは笑いながら斬り合う。
「心踊る戦いは久しぶりだ!さあ、もっと殺り合おうではないか!!」
「そんなのはしないって言ってんだろうが!!」
何度斬り合っても終わらない。これが一生続くのかと思うほどに続いた。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
「さすがだな、兵藤一誠」
俺が息が切れているのに対し、ロキは息が切れていない。
ちぃ、さすがは神って所か……。
「イッセー君!」
「イッセー君!」
「っ、バカ、来るな!イリナ、ヴァーリ!!」
「邪魔をするか、天使と白龍皇が!!」
ロキは邪魔された事に怒っているのか雷を発生させ、それをヴァーリとイリナに降り注がせる。
「ヴァーリ、イリナ!!」
俺は急いで救出に向かおうとするが、遅くその雷はヴァーリ達に直撃した。
「ヴァーリ、イリナっ!!」
俺がそう叫ぶと……二人のいた場所に光が生まれた。
ヴァーリSIDE
「…………?ここは……?」
私は気がつけば光の中にいた。
『あらあら、貴女が適合者ですのね』
そんな声が聞こえた。
「誰なの?」
『ああ、姿を見せないといけませんわね』
そう言って光が収束すると……そこには女性が現れた。
服装はトップス、ボリュームがある袖にボレロ状の光の帯、光のフリルがあるスカートといった光のドレスを身に纏った紫紺の髪に銀色の瞳を持っている女性だ。
「貴女は?」
『私ですか?まあ……私本来の名前を言うのなら天使、それを扱っていたこの女性の姿の名前を聞いているなら、誘宵美九ですわ』
「天使……!?」
目の前にいるのが天使で……私の事を適合者だと言った。
つまりは……私には天使を扱う資格があるって事?
『まあまあ、焦らないでく
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