第一話
[7/8]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あああっ?!」
アリサ・バニングスLP0
ドラゴンの時程じゃないけど、強く、大きな光がアリサちゃんに直撃する
…うん、立体映像だけど怖いよねやっぱり
「ふ…ふぇ…」
「だ、大丈夫?!アリサちゃん」
へたり込んじゃったアリサちゃんに手を伸ばそうとして
「!?…な、何でもないわ!」
がばっと立ち上がる、足が少し震えてるのは
…見なかった事にしよう、気持ちわかるし
「…私が…あんなデッキに負けるなんて…」
あんなデッキ、呼ばわりは流石に辛いけど
実際、お兄さんから貰ったカードが無かったら『レイジングハート』でも勝てなかったんだよね
デッキに目を落とす、そこにある可愛いらしいフェレットに私は心の中でこっそりとお礼を言うのでした
『ありがとう、ユーノ君、これからも宜しくね♪』
『…………………』
あ、あれ?
一瞬、ユーノ君が動いたような気がしたけど…
ソリッドビジョンでもないんだから気のせいだよね
「高町なのは」
「あ、はい」
アリサちゃんに呼ばれて顔をあげる
「あげるわ、受け取りなさい」
投げ渡されたカード、わたわたしながら両手で掴んだそれを見てびっくり
「『神の宣告』?だ…駄目だよ!こんな凄いカード貰えないよ!」
「いいから取っときなさい!そんな行き当たりばったりの紙束デッキに勝ってもしょうがないもの、もう少しまともなデッキになったら、また戦ってあげるわ」
「アリサちゃん…」
そう言って、くるりと向けた小さな背中は格好良くて…
『その紙束に負けた癖に…』
『だいたい人の事言えねーよな』
『まぁ言ってやるなよ、自分から勝負しかけて紙束デッキに負けたとか、少しは格好付けなきゃ姐さんの面子ぼろぼろだぜ』
「んきー!黙れっつーの!だいたい姐さんとか言うな!そんな年じゃないわよー!」
格好…良く?
決闘中もチラチラ見えてた気がするけど…アリサちゃんの背中にいるあの三人は何なんだろう?
「おめでとう、なのはちゃん」
「あ、ありがとう、すずかちゃん」
それは何なの?と尋ねようとした瞬間にすずかちゃんが話しかけてきた
「ごめんね…私達だけで…」
「ううん…二人とも見てて楽しかったよ、私もデュエルしたくなってきたけど…もう駄目だね、先生達が来ちゃった」
本当だ、やっと到着した先生達が遅刻を謝りながら教室に入ってくる
「そうだね、今は無理だけど…また後でね」
「うん」
そして、私はすずかちゃんと笑いあいながら椅子に座って始まった先生のお話を聞く
これから、どんな人達とどんなデュエルが待ってるんだろう
そんな期待にドキドキしながら
絶対に私はもっと強くなって、今よ
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ