第一話
[4/8]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
一瞬、アリサちゃんの肩にうっすらと何かが見えたような気がするけど、私の気のせいだったのかな?
兎に角、引いたカードを確認して少し安心
よぉし!これなら
「モンスターをセット!ターンエンドだよ!」
「私のターン!ドロー!…アレキサンドライドラゴンで攻撃よ!」
引いたカードを一瞥しただけで、そのまま攻撃
いくらなんでも私を馬鹿にしすぎだよアリサちゃん!
「私の守備モンスターは『柴戦士タロ』だよ!」
「…!」
タロは戦闘で破壊されない偉いワンちゃんなんだよ!
…たまに戻るけど
「ふん…面倒くさいカード使ってくれるじゃないの、カードを一枚伏せてターンエンド」
「私のターン!ドロー!」
アリサちゃんが伏せたカードが気になるけど…
ドローしたカードを見て、決めた
このターンは『柴戦士タロ』で耐える
「一枚伏せてターンエンドだよ」
「私のターン!ドロー…ふぅ」
引いたカードを見て、ホッとしたように息を吐くアリサちゃん
…だ、大丈夫だよね?
「私は『アレキサンドライドラゴン』を生け贄に『ストロング・ウインド・ドラゴン』を召喚するわ!」
アリサちゃんの声に答えて現れた大きなドラゴンが翼を広げて咆哮をあげる
…はっきりいって恐い
「このカードは貫通効果を持っているから、貴方の犬も無意味ね」
「だけど!罠カードをオープン!『落とし穴』を発動だよ!」
攻撃力1000以上のモンスターが召喚されたとき破壊しちゃうカード、これなら!
「リバースカードをオープン『神の宣告』…そのしょぼい効果を無効にするわ」
アリサ・バニングスLP4000→2000
ライフを半分にすることで魔法、罠、召喚まで、無効にしてしまうとんでもないカード!
「そ、そんな凄いカードまでもってるの?」
フィールドのカードが破壊された事でタロちゃんは手札に戻る
大ピンチなんだけど
私の目はアリサちゃんの使ったカードに釘付けです
「ふふん♪どう?シークレットレアの『神の宣告』は?貴女なんかじゃ到底手に入れられない超超超レアカードよ?」
「いいなー羨ましいなぁ…」
心底羨ましそうななのはの表情にご満悦なアリサ
シンクロ召喚全盛の時代、更にはエクシーズ召喚なるものまで出てくる噂の今日
こんな低レベルな内容で一喜一憂している二人は微笑ましく見え…なくもないのだろうか
見物生徒A「…普通、この局面で使うか?」
見物生徒B「まぁ…なくはない…かなぁ」
すずか「あ…あはは…」
少なくとも、すずか達の目は生暖かいが
「そして!ストロング・ウインド・ドラゴンの効果!」
貫通以外にまだあるの?
「このカードは生け贄に捧げた
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ