第一話
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ードを破壊して、更にあなたに500のダメージよ」
「ふぇ?!」
なのはLP4000→3500
あっさり破壊されちゃったよ!
しかも、ダメージまで貰っちゃった…
「て、『炸裂装甲』って…あなた随分貧弱なカード使ってるわね…」
そ、そうなのかな…やっぱりデュエルアカデミアにくる人達はレベルが高いなぁ…
とはいえ落ち込んでる暇はありません
「潰してあげるわ!アレキサンドライドラゴンで攻撃よ!テイルクラッシュ!」
攻撃宣言に応えて黄金竜が尾を振り上げ、私の伏せていたカード『魔導戦士ブレイカー』を叩き潰す
「うわ…」
私のカードを確認したアリサちゃんは露骨にバカにしたような顔でため息をつく
失礼だよ!私のデッキの中じゃ凄く強いカードなのに!
『魔導戦士ブレイカー』
普段は攻撃力1600だけど、効果で実質1900!
しかも、魔法、罠カードまで破壊できる凄いカード
…うまく、扱えなくてごめんね
「私はターンを終了するわ」
あ、あれ?
「アリサちゃん、他のモンスターは召喚しないの?」
モンスターは基本的に一ターンに1度召喚できます
アリサちゃんがもう一体、別のモンスターを召喚してきたら私は大ピンチになっちゃうのですが
「はぁ?」
…別におかしな事をいった訳じゃないと思うんだけど
物凄く不機嫌な顔をするアリサちゃん
「貴女の程度は既に見切ったわ…貴女ごときにモンスターを二体召喚する必要はないってことよ」
ふぁさっ、と髪をかき揚げる仕草が格好いいのが何だか悔しい、何とか見返してやるんだから!
「私のターン!」
アリサのあまりに傲慢な言葉と態度は流石に周囲の反感と顰蹙を多いに買った、巻き起こるブーイングの中で、それでも気にせず決闘を続ける図太さはたいしたものだが
そんな、周囲の応援がなのは一色になるなかで、一人正しくアリサの状況を理解しているすずか
(アリサちゃん…きっと、手札事故なんだろうな…)
昔からの付き合いである自分だからわかる
アリサのデッキは彼女の趣味で最上級モンスター、所謂華やかなカードが多い
その為、下級モンスターがろくに出せず、そのまま負けるという事も頻繁にあった
流石に最近は下級にも力をいれるようになったようだが、それでも軸は変わっていない。
恐らく、今は出せるカードが他にないのだ
そして、すずかの推測は正しかった
アリサの手は揃いも揃ってキラキラカード
勿論、出せれば強いカードばかりではあるが
出せなければ意味がない
『どうみても手札事故ですな、本当にありが…んぐ』
「出てくんなって言ってるでしょ!黙ってなさい…!」
「…ドロー!あ…あれ?」
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