コードギアスR2
0603話
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」
「ふふっ、私とてエヴァに訓練を受けていた身だ。この程度の魔法を使えるようになるのは当然だろう」
自慢そうな笑みを浮かべてそう告げたコーネリアだったが、次の瞬間には軽く眉を顰める。
「もっとも、ネギま世界以外では魔法を使うのに大量の魔力を消費するからな。今の私では3人が隠れる程度の認識阻害を使うだけで精一杯だ」
まぁ、そうだろうな。魔力が有り余っている今の俺ですらもネギま世界以外では大規模な魔法を、そうおいそれとは使えない。それを考えれば、魔法を習ったばかりのコーネリアがこの程度の規模とは言っても認識阻害の結界を張る事が出来たのはむしろ上出来と言えるだろう。
「姫様が魔法を……」
ギルフォードの呆然とした声を聞きながら、微かに笑みを浮かべるコーネリア。
「ギルフォード、シャドウミラーに所属した以上は常識というものは捨てておいた方がいいぞ? シャドウミラーやアクセルの常識外れの行動には、私も慣れるまでには色々と苦労したしな」
「は、はぁ。……では、私も魔法を覚えた方がいいんでしょうか」
「そうだな。俺はともかく、コーネリアが使っている魔法は基本的に誰でも覚えられるレベルのものだからな。魔法球を使えば、そう遠くないうちに習得出来るだろうよ。もっとも、シャドウミラーの魔法顧問は600年を生きている真祖の吸血鬼だがな」
「……姫様?」
俺の言葉を確認するようにコーネリアの方を見るギルフォードだが、コーネリアはその答えに何も言わずにただ頷く。
「……真祖の、吸血鬼」
「別に驚く事じゃないだろう? ブリタニアにも吸血鬼がいるんだし」
確かナイトオブラウンズでそんな異名を持つ奴がいた筈だ。原作ではカレンにあっさりと倒されてたが。
「いや、それでも人は人だろう。だがアクセルの言っているのは文字通りに本物の吸血鬼なんだろう?」
「まあな。……さて、魔力も大分回復してきた。そろそろ今夜の最終段階に入るとしようか」
脳裏に表示されたSPの数値を確認しつつ、再び影のゲートを作りだして身を沈めていく。
突然の行動に若干驚いた様子の2人だったが、特に何を言うでもなくそのまま大人しく影へとその身を委ねるのだった。
「……ここだな。ちょっと待ってろ」
コーネリアの指示通りにやってきた部屋の中。豪華なベッドに1人の人物が眠っているのが見える。早速とばかりに影から出ようとしたコーネリアだったが、それを止めてスライムを数mm程度の細さにして伸ばしていく。そして寝室の中や、寝室に続いている扉の向こうを調べ……
「やっぱりな」
寝室と繋がっている部屋に数人いる事に気が付き呟く。
恐らくは喉が渇いた時に世話をするメイドや護衛だろう。コーネリアのように武術の嗜みがあるのならとも
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