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ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜Cross world〜
cross world:交誼
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えいなければ、この攻め方は間違っていない………はずだ。
刃が空気を叩く音に鼓膜を震わせながら、黒衣の少年は躊躇いなく腕を振り下ろす。
だが――――
ギッイイイィィィィーンンン!!!!
耳障りな金属質の音が響き渡り、少年の息を止めた。
「………ほう」
紅衣の少年は、ソレイユが突進を開始した瞬間から体を一ミリたりとも動かさなかった。そしてそれは、太刀が振り下ろされた今でも言える。
少年は、動いていなかった。
ソレイユの一撃が、まるで風に乗って飛んできた埃のように、初めから相手をしていなかった。
だがそれでも、紅衣の少年はこちらに首を巡らせた。
鎌首を、もたげた。
『……ajchk排除bdh除去dfcf,.tvn』
その瞳がコートと同じ血の色に輝くのを見、ゾクリとした戦慄が黒衣の少年の背筋に走る。
――――と。
「せ……ああああァァァァァッッッ!!!」
一・五メートルは超えよう大太刀が真下から跳ね上がってきて、ちょうどこちらを向いていた少年の顎をアッパーカットのように吹き飛ばした。
ソレイユでも唸るほどのその一撃でも、あたりに響き渡ったのは切断音ではなく硬質な金属音だった。まるで鉄と鉄をぶつけ合ったような、そんな音。
「………硬いですね」
そう言いながら軽やかに着地したのは、目に鮮やかな純白と緋色から成る巫女装束の闇妖精。
「……悪いね。しかし、見た目とは裏腹に結構アクティブなのね」
思わず礼を言いながら、ソレイユは思ったことをそのまま口に出す。
「外見で戦闘パターンを割り出せると思っているならば、その癖は即刻直さないと痛い目を見ますよ」
まるっきり、厳しい女教師といった体のつれない言葉にそりゃそうだ、と同意して少年は目前の存在に向き直る。
着地した体勢のままで、闇妖精の女性は言葉を紡ぐ。
「しかし弱りましたね。先の一撃が通らないほどの外殻強度ですか。私の心意では、通らない可能性が出てきますね」
「シンイ……?おいおいまたかよ。意味不明な単語を連発すんなって。頼むから、俺にも解かるように説明してくれないか?」
「それはいいですが、アレはそんな悠長な事を言っている場合ではないようですよ」
カグラの言葉に、離しがちだった紅衣の少年に視線を戻した。
少年は、カグラの一撃によって被っていたフードが剥ぎ取られていた。その下から映え出るのは、髪の色とまったく同色の真っ黒な三角形の耳。
猫妖精の証であるネコミミだ。
しかし、ピクピク動くそのユーモラスな耳とは真反対で、前髪の奥からこちらを睨みつける二つの眼光は、自分を射殺さんとするかのような、どこまでも敵意に満ち溢れていた。
「………本領発揮、っ
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