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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第337話】
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…このままじゃ、確実に誰かと【そういう関係】になってしまいそうで怖い。

 人間に欲が無ければその様な事態も無いのだが、生憎そういう訳にはいかない。

 現に、今ラウラはパンツ以外身に纏っていなく、髪で隠れていた白い乳房も露になっていて正直理性を保つだけで精一杯だ。

 俺自身、胸が大きくても小さくても好きになったら関係無いから特に気にはしないのだが……。


「と、とにかくさ……き、キスはしたんだ。 制服……着ないか?」

「むぅ……な、ならば最後にもう一度キス……いいか? ひ、ヒルトと交わす口付けは色々な事を忘れさせてくれるのだ……」


 両目共に潤ませるラウラに、心が揺れ――。


「わ、わかった。 ……でも、舌は絡めないからな?」

「う、うむ。 さっき十分堪能したからな」


 思い出したのか視線を逸らし、もじもじし始めたラウラ。

 そんなラウラの肩に手を置くと、此方に顔を向け、瞼を閉じる。

 ……自分からするのって、今更だがかなりドキドキするんだよな……。

 逸る気持ちを抑える様に一呼吸し、そっと唇を重ねるとラウラの口から少し声が漏れた。

 何度か角度を変えつつ、室内にリップ音が響く――そして、唇を離すと同時にお互いの視線が絡み合いながら――。


「こ、これで良いだろ……?」

「ぅ、ぅむ……。 ……ふふっ、やはりヒルトと交わす口付けは良い……。 それだけに、私はいつか抱かれたいと思う」


 素直な気持ちを奥底から吐くように言ったラウラ。

 白い肌は赤く染まり、ラウラ自身もやはり言った内容が恥ずかしいのかまたも視線を逸らす。

 ……正直、こうして好意を示してくれる事自体凄く嬉しい。

 特にラウラやセシリアは最初の出逢いが良くなかっただけに、尚更だ。

 だからといって、シャルからの好意が嫌って訳ではないので……誰に言うわけではないが。

 軽くラウラの頭を撫でると、目を細めて微笑む。


「……そうだな、いつかは……もし、俺がラウラを選んだ時には――」

「……え?」

「な、何でもない。 ほら、着替えてこいって。 朝食食べようぜ?」

「う、うむ……」


 上手く誤魔化せたとは思えないが、とりあえずラウラは制服とブラを拾い上げると洗面所へと入っていった。

 ……二股とか三股何て器用な事は出来ないからな……する気もないが。

 ……とはいえ、正直皆の良いところも悪いところも見た上でも俺としては好意的に見えるんだよな……。

 母さんが前にIS男性操縦者は重婚可みたいな事を何とかって言っていたが……まさかな。

 馬鹿な考えだと思い、軽く頭を振る。

 それと同時に洗面所のドアが開くと中
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